思い切り足を広げて2人が座れるスペースを独占し、寝たフリなどして周囲にタダならぬ苛立ちや不快感を与えている“大股開き”。このほど米ニューヨーク・ブルックリンの地下鉄内で、そんな迷惑千万な人間が逮捕されたという。
この画像は英メディア『metro.co.uk』が伝えているその記事のスクリーンショット。ニューヨーク・マンハッタンの地下鉄では、こうしたキャンペーンポスターを随所に貼って利用者の良心に訴えかけるのが精一杯で、警察が介入するほどの問題ではないというのが従来の考え方であったが、そこに一石を投じたとして世界的にも注目を集めているもようだ。
大股を開いて座っていたことを理由に、ニューヨーク市警によりこのたび逮捕されたのはラテン系の2名の男。ただし乗客の極めて少ない深夜0時11分の逮捕で、その行為を“周囲への迷惑があった”と立件することはやや難しいもよう。このケースでは罰金刑にも至らず厳重注意で済まされる可能性も高そうだという。
いずれにせよニューヨークの地下鉄で大股を開いて2人分の座席を占有する行為は、「つつしみましょう」ではなく、「逮捕されますよ」という厳しい扱いに変わったようだ。世界の各都市がこれを模倣する動きに転じることは想像に難くない。
※ 画像はmetro.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)