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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】「リュックの客お断り」オクトーバーフェストを控えテロ対策を強化(独)

ドイツ・ミュンヘンが誇る世界の一大祭典である“オクトーバーフェスト”。しかしイスラム過激派組織が欧米諸国をテロのターゲットとみなすようになって以来、毎年のようにこの祭典は「最高レベルの警戒態勢」の対象となっている。今年も9月17日から10月3日まで開催されるが、ミュンヘンを擁するバイエルン州が安全対策として打ち出したのは…!?

アルコール度数の高いビールとお祭り騒ぎが大好きな者が世界中から集まる“オクトーバーフェスト”。テロが強く懸念されるとされた昨年も、例年より40万人ほど減ったものの590万人がミュンヘンに押し寄せて大繁盛となった。いくつかの無差別殺人事件が続いた今年においても、バイエルン州は何としてもその祭典を成功させ、テロや難民の暴動に屈しない、威嚇にも動じない強さをアピールしたいところである。そんななか議会が打ち出したのは「バックパック全面禁止令」。早くも現実のものになりつつあると『breitbart.com』が伝えており、ミュンヘンのディーター・ライター(Dieter Reiter)市長はこう話している。

「安全対策のため、オクトーバーフェストのエリアに入る人々にはかつてないほど厳重なセキュリティチェックを行うことになりますが、どうかご理解とご協力を。バックパック全面禁止が成功につながるのであれば、我々はそれも真剣に検討しています。きっかけとなったのは、バイエルン州アンスバッハで先月24日に開かれた野外音楽祭。会場入り口付近で爆発が起き、13名の死傷者が出たことです。」

なお、この爆発で死亡した容疑者は2年前にドイツに入国するも難民申請を却下されていたシリア国籍の27歳の男で、過去に2度の自殺と精神科の入院歴があるほか、「イスラム国」への忠誠を誓うビデオメッセージを制作していたこともわかっている。

昨年のオクトーバーフェストの時期、バイエルン州には連日のように南方から数千人の難民が流入し、祭典目的の観光客と難民の振り分けに当局が四苦八苦した中で開催されていた。昨年のような混乱はないだろうとの声がある一方で、「危険分子が市民に紛れ込んだ以上、テロの危険度は増したと考えるべきだ」といった意見もあるようだ。

1810年からドイツで続いてきた“オクトーバーフェスト”だが、特に“ビールの原料に使用できるは麦芽・ホップ・水・酵母のみ”という、バイエルン公ヴィルヘルム4世による「ビール純粋令(Reinheitsgebot)」が敷かれてから今年でちょうど500年になるとのこと。無事の開催と成功を祈りたい。

出典:http://www.breitbart.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)