香港を拠点とする5つ星エアライン「キャセイパシフィック航空」の旅客機で1人の中国人乗客がとんだ騒動を起こし、逮捕されていたことを『南華早報（South China Morning Post）』が伝えている。

UAEのドバイを現地時間の先月29日夕刻に発ち、香港に向かって飛行していたキャセイパシフィック航空746便の機内でその事件は起きた。女の乗客がサービスをめぐって25歳の女性の客室乗務員（以下CA）と悶着となり、CAに暴言を吐く、オレンジジュースを投げつけるなどして機内を騒然とさせたという。

同機が香港国際空港に30日午前5時に着陸すると警察官が機内に乗り込み、その女の身柄は空港公安当局に拘束された。女は中国本土出身で36歳。悶着の原因について「子供向けの食事が提供されず、大きな団体ツアーで旅行した場合の事前準備は難しいとそのCAに言われてカッとなった」などと話したという。

幸い負傷者などはいないものの機内はずっと緊張状態を強いられており、これは飛行機の安全輸送を乱すような暴力的行為とみなされるのが普通である。同エアラインは「すべて警察にお任せしているのでそれ以上の情報は提供できない」としているが、罰金の支払いを命じられる略式起訴およびブラックリスト入りは免れないであろう。

出典：http://www.scmp.com
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）