内村航平選手がリオ五輪体操男子の個人総合決勝で優勝、ロンドン五輪に続き2大会連続の金メダルに輝いた。最終種目の鉄棒で見事な着地を決めた彼はその後腰を押さえて痛そうにしていた。演技中にぎっくり腰になりつつも見事表彰台の一番上に立った内村航平選手。自らもぎっくり腰になったばかりという『直撃LIVE グッディ!』MCの安藤優子キャスターは、その事実を知って「声を100倍の大きさにして言いたい」と熱弁を振るった。
8月11日放送のバラエティ番組『バイキング』(フジテレビ系)でリオ五輪を特集した。 44年ぶりの個人総合連覇を果たした内村航平選手の母・内村周子さんと電話がつながり、MCの坂上忍から金メダルをとった時の心境を聞かれた彼女は「こういうことが世の中で起こっていいのかと放心状態で、失神する寸前でした」と今でも感動がこみ上げてきそうだ。ゲストの体操男子五輪メダリストでタレントの池谷幸雄は「あの状態で逆転するのは専門家から見ても奇跡だった」という。
また、内村選手がHEROと憧れ長崎から上京する決意をした人物としてアテネ五輪金メダリストの塚原直也選手もゲスト出演しており、「今では僕が憧れる立場になった」と恐縮しながら、「内村選手は大舞台でも緊張しない」ことについて解説した。内村選手は練習も試合も同じスタンスで望むので、試合では練習をそのまま出す感覚だという。塚原選手でさえ「僕は不安ばかりで試合に臨んでいたので緊張しまくりでした」と明かす。試合より完璧に練習をする内村選手は従来とは違うタイプなのだ。
次の番組『直撃LIVE グッディ!』と引き継ぐ場面では安藤優子キャスターが「快挙のひと言では言い表せない大変なこと」だと内村選手を絶賛した。この時、まだ速報で入ったばかりの腰痛の情報について「鉄棒でパーフェクトな着地をしたが、“エンドウ”という技でグキッときてぎっくり腰になったそうです」と説明する安藤キャスター。「内村選手の凄さを、私は声を100倍大きくして言いたい」と興奮気味に訴えた。
実は彼女、プライベートでぎっくり腰になったばかりらしい。その痛さを知っているからこそ鉄棒で大逆転した内村航平選手の凄さをひしひしと感じたのである。
出典:https://www.instagram.com/team_nippon
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)