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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】保険金欲しさに 列車事故を装い手足を切断した女性(ベトナム)

ベトナム、ハノイで若い女性が列車にはねられ、偶然通りかかった男性が救出し警察に通報していた。だが、これは真っ赤な嘘。女性と男性は顔見知りであり、女性が保険金目的で男性に金を渡し自分の手足を切断させていたことが判明した。現地メディア『thanhniennews.com』が報じている。

Bac Tu Liem警察によると、ベトナムの首都ハノイで5月5日に30歳の女性Ly Thi Nが列車にはねられて手足を切断する事故があったという。通報者はDoan Van Dという21歳の男性で、女性が列車に巻き込まれた瞬間を目撃したと話している。

女性はすぐに病院に搬送されたが、その4日後に片手と片足の切断を余儀なくされた。警察の事情聴取に対して女性は「線路近くをうろついていたら電車にはねられた」と述べ、保険会社から18万ドル(約1,800万円)を請求するつもりであった。

ところがその後の捜査で、事故を目撃したDoan Van Dとこの女性が知り合いであることが発覚した。女性が彼に2,100ドル(約21万円)を支払い、手足を切断させて列車事故に見せかけていたのだ。

しかし驚くべきことに、こういった保険金詐欺はベトナムではさほど珍しくないもよう。事件を知ったネットユーザーからは「ベトナムでしか起こらないほどの典型的な詐欺事件だ」「手に入るはずの大金を失って、手足も失って、刑務所に入らなきゃならないんだったら、結局何の意味もない」「ここまでするのは、よほど女性は自暴自棄な状況だったのではないか」といった声が寄せられている。

ベトナムではこのような事例を裁く適当な法律が存在せず、警察は捜査を打ち切ったという。

出典:http://www.thanhniennews.com
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)