洋の東西を問わず、時おり伝えられている自撮り中の悲惨な死亡事故のニュース。本人(たち)は撮影に夢中のため、ほとんどの場合で危険を察知するヒマもなく一瞬にして命を奪われている。このほどは中国・広東省仏山市から恐ろしい話題が飛びこんできた。
スマホをインカメラにし、自身の顔と列車のフロント部分の両方を収めようとしたのであろう。お目当ての列車が通過する線路に入り、迫りくる列車に背中を向けて立った少女。しかしほどなくして彼女はその列車にはねられて即死した。まさに死の寸前という一瞬を捉えた写真がメディアに流出し、若者の間で大きな波紋を広げているもようだ。
その後、犠牲者は19歳の女性とだけ発表された。この画像(出典:http://www.mirror.co.uk)でもわかるように、少女は無意識のうちに左足をレールに乗せている。周囲には観光客など彼女と同様に列車の写真を撮影していた人が数名いたが、「そんなに入り込んでは危ないよ」との警告に彼女はまるで耳を貸さなかった。最近、中国では列車と一緒に写った自撮り写真が人気を呼んでおり、彼女もそれに夢中になっていた可能性が高い。景勝地、海、山、川、滝…どこにおいても夢中になるあまり身勝手な行動でセルフィー族がトラブルを起こしているが、鉄道においては人々が平気でレール内に侵入することで運行に遅延が発生しているという。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)