今月19日から週末限定で始まったロンドン地下鉄の終夜運転「ナイトチューブ」。路線は限られているものの、経済効果は年間7700万英ポンド(約100億円)と言われ、地下鉄の深夜運転を待ち望んできた市民の期待も大きい。しかし一方で、深夜に起こりがちなトラブルを危惧する人も多いようだ。
泥酔して眠る人。パーティ気分が抜けず大騒ぎする人…深夜に走る電車内ではトラブルもつきない。今月19日にスタートしたロンドン地下鉄の深夜運転にあわせて、ナイトチューブの車内にも新しいサインが登場した。
「深夜の電車内の注意書きは、昼間には起こらないであろう様々な事態を想定し、車内で大人しく過ごしてもらえるようなサインを作成しました。」
こう語るのは『Night Tube Notices Team』のメンバーである「Liv and Bryn」さん。「“深夜に羽目を外すことのないように”との願いを込めて、ブラックジョークやユーモアをふんだんに散りばめた」というだけあって、早速Twitterでも話題となっている。ここでいくつかをご紹介しよう。
・「この場所は、ケバブを食べた人、ビール腹の人、立っていることができない人の優先席です。」
・「この場所は、このサインをきちんと読むことができない人、酔っ払いの人の優先席です。」
・「忠告します。元カレや元カノには電話しないように。」
・「そこで何をしているの。部屋に行きなさい。」
・「ボーとしてさまよわないで。」
・「この電車はくるくると回るかもしれません。ご注意を!」
・「何度も同じことを言ってるあなたは酔っ払いです。」
・「ポールダンスはいただけません。」
・「ディズニーの歌だったらとりあえずOKとしましょう。」
・「この注意書きを破かないで。」
・「みんなが楽しい話をしているのに、政治の話? 100英ポンド(約1万3000円)の罰金です。」
これらの注意書きは実際にナイトチューブに貼られているものだ。これらを読むことで酔いが覚めて、きちんと帰宅できるとよいのだが…。
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(TechinsightJapan編集部 A.C.)