長い勤務が終わった後、家路までの距離が遠い人はつい電車の中でウトウトしてしまうこともあるだろう。うっかり寝入ってしまい、降りるべき駅を乗り過ごしてしまったという経験をした人もいるかもしれない。このほど、英紙『Metro』に掲載された乗客の写真が話題となっている。
額に貼り紙をしたこの女性。紙には「ハーペンデン駅で起こして」と書かれてある。彼女を電車内で目撃した男性ヨルダン・ミゲルさん(Jordan Miguel)は「結構クリエイティブだと思った」とそのアイデアを称賛する。
女性はかけていた眼鏡で支えるかのように額に紙を収めていたという。ロンドンのキングス・クロス駅から発車したこの電車は、夜遅かったために女性は疲れていたのだろう。降りるべき駅を寝過ごしてしまうかもしれないと懸念し、万が一のことを考えて貼り紙作戦に出たと思われるが、ミゲルさんが言うように「他にはあまり見ないアイデア」で斬新だ。
このアイデアがいたく気に入り、メディアに伝えたミゲルさんは「僕も過去に寝過ごしたことがあって、ブライトンまで行ってしまった。乗り越し料金を20ポンド(約2600円)も払わされた上、自分の駅までの切符もまた買わなきゃいけなかったし。最悪だったよ」と語る。
恥ずかしさを感じなければこのアイデアは最も効果的といえるかも知れないが、これを日本の電車内でする人は恐らく皆無だろう。
出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)