米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】ヤンキース戦、観客席での居眠りをTVでズームアップされた男性が激怒の10億円訴訟へ。

ヤンキース対レッドソックス戦という大人気のカードにも、観客席でウトウトと居眠りしてしまっている若い男性。TVカメラは彼の筋肉のゆるんだ顔をズームアップし、アナウンサーも苦笑。これに激怒したその男性は…!?

メジャーリーグの試合を観に来たら誰もが熱狂的な応援を繰り広げるものと思いきや、そのライブ中継カメラがズームアップしたのは観客席でコックリコックリ、いつしか居眠りしていた若い男性であった(画像はWCBS-TVが報じた映像のスクリーンショット)。今年4月にヤンキース対レッドソックス戦を観客席から応援していたはずが、つい目をつぶって首を横に垂れてしまった自分の顔が全米、いや世界中に放映され、人々からブーイングや失笑を買ったことに男性は「大変な侮辱だ」と激怒している。

『newyork.cbslocal.com』が伝えているところによれば、男性の名前はアンドリュー・レクターさん。彼はこのほどニューヨーク州最高裁判所において、その映像を全米および世界に配信した米メディア「ESPN」、「MLB(メジャーリーグベースボール)」、「ニューヨーク・ヤンキース」の3組織に対し、慰謝料、損害賠償合わせて10億円を求めたいとする裁判を起こした。

カメラマンの意地悪さが発端ではあるが、アンドリューさんはこちらも見逃せないとしている。試合後、その映像に関してインターネットの掲示板やTwitterが騒がしいことになっていたが、そこで人々は実況を行っていたアナウンサーのダン・シュルマン氏と野球解説者のジョン・クルーク氏が、「なにをボヤッとしているんでしょう」、「かなりの肥満ですね」、「この試合をちゃんと見ないなんて、なんと愚かな」と次々とアンドリューさんを揶揄していたと綴っていたのだ。

アンドリューさんの気持ちはよく分かるとしながらも、世間の人々やメディアはもう少し冷静だ。「これは恥ずかしいところをお見せしてしまいましたと、笑って謝るくらいのオチャメさが欲しい」、「匿名の人々が無責任な発言を繰り返すネットの投稿内容を真に受けて裁判を起こしていたらキリがない」、「本当に最高裁で巨額の慰謝料を求めるような問題なのか」と批判的である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)