これだからレストラン業界はアルバイトの人選や監督、そして廃棄商品の管理に十分な神経を払わなければならないのだ。気に入らない客に悪質な商品を提供するなどもってのほかだが、このほど米バージニア州のあるドーナツショップで…。
鮮度が落ち、かつ危険物質で汚染された商品を提供した疑いがもたれているのは、ワシントンD.C.の西側に位置するバージニア州フェアファックス郡の「ダンキンドーナツ/オークトン・チェインブリッジロード店」。25日午前、そこに来店した10代の若者グループが「提供されたドーナツの風味がおかしい」と警察に通報して事件は発覚した。
問題のドーナツは前日に製造され、廃棄処分が決まっていたものであった。しかも表面には漂白剤を含むスプレータイプの業務用洗浄液が吹きかけられていたことが判明している。ところが店側はその若者グループとの間にあった意外なトラブルを明らかにした。以前に一度、そのグループに「タダでいいから」と売れ残りのドーナツをあげたことがあり、味を占めた彼らはいく度も店にやってきては同じことを求めたと説明。彼らの図々しさに困り果てていた中、1人の従業員が思いついた“撃退”方法であったようだ。
幸いにも消化器官のトラブルなどは起きていないが、客に安全な食品を提供する責任を負う従業員として許されぬ行為を働いただけに、フェアファックス郡警察も事態を重くみてさらなる調査を行っている。
出典:http://www.nbcwashington.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)