超高級スポーツカーでの財テクまで盛んになっている昨今、人気車のオーナーとなった以上はつまらない事故や修理の履歴など残したくないものである。しかしこのほど米コロラド州デンバーで…。

米コロラド州デンバーで超高級スポーツカーとスケートボードに乗った少年が衝突する事故が発生した。幸いにもスケートボードのテクニックが巧みであった少年に怪我はなかった。本来であれば、車の運転手は人身事故とならずに済んだことを喜ぶべきであったが、車が高価すぎてどうやら少年への怒りが勝ってしまったようだ。

問題の車は日本円にしておよそ2,650万円の“マクラーレン”のスポーツカー。スピードこそ落としていたものの、「STOP（一時停止）」の道路標識を運転手が無視したことによりアクシデントは発生した。少年はスケートボードで車のボンネットに乗り上げ、大きな音を立ててフロントガラスに大きな凹みを作った。本来は被害者として堂々としているべきところ、あまりにも高価な車を傷つけたせいか少年は恐れをなして逃げ出し、助手席の男性がそれを全力で追いかけている。

本来であれば、被害者であるはずの少年が逃げ回り、加害者である超高級車側がまるで被害者のように振る舞うこの動画。

運転手がもしも少年に修理代を請求するつもりであれば、道路交通法を無視していただけにそれはお門違い。一部始終を捉えてYouTubeに投稿した人物は、超クールなスポーツカーが来たという理由からビデオ撮影をスタートさせていただけだが、警察の介入が必要となった際には運転手が一時停止を怠ったことを示す何よりの証拠映像となりそうだ。こちらが“＄250,000 car gets windshield SMASHED by kid on a skateboard”というタイトルで投稿されたその動画だが、閲覧回数は間もなく900万回を突破しそうな勢いである。実際に動画を見た人々からは「（運転手の）自業自得だ」との声があがっている。

出典：http://metro.co.uk
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）