走っている車に対し、前方からある程度の固形物がフロントガラスをつき破って飛び込んだ場合、乗っている人の命が奪われることもある。英国では今、危うく命を落とすところであったタクシー運転手の話題が報じられている。

時速48kmほどで走行しているタクシーの前方から150cm長の角材がフロントガラスめがけて飛び込むという事故が、マンチェスターにも近い英ストーク・オン・トレントのアビー・フルトンで6日に起きた。公開された写真から、少しずれていたら運転手の頭部を直撃していたことがわかる。

被害にあった車両は「Ace Taxi」のもので、運転手は3人の子の父親であるモハメッド・バナリスさんという男性。フロントガラスは大変な音を立てて車内全体に砕け散り、角材はズシンとバナリスさんの肩の上に落下したといい、「車をなんとか路肩に寄せたものの、後部座席のお客さん2人とともに震え上がってしまいました」と話している。

現場となったノースウッド・スタジアムから北に伸びるA5009線（Leak Road）では、その2日前にもレンガによる同様の事故が起きており、スタッフォードシャー州の警察はグラハム・カイザーさんという目撃者の証言をもとに、この角材はある橋から何者かが車めがけて投げ込んだものである可能性が高いとして捜査を進めている。

※　画像はdailystar.co.ukのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）