『FNS27時間テレビ』で行われた全国女子アナインテリセンター試験では、元・日テレアナウンサーの馬場典子が事前テストで1位となり暫定女王の座についてスタートした。「センターの孤独を感じています」という馬場アナをはじめ、参加した女子アナたちからは緊張とともに、まさかと思うような珍回答が飛び出した。
7月23日の夜から始まった『FNS27時間テレビ フェスティバル!』(フジテレビ系)で24日のお昼前に『林修先生からの挑戦状! ネプリーグ真夏の女子アナセンター試験』が放送された。FNS27局の女子アナ選抜と人気フリーアナウンサー総勢20名は本場前に事前テストを受けて臨んだが、タイ国際放送から特別参加のナグラット潤子アナ(実はネプチューン・名倉潤)が640点、6位という成績を収めダークホース的存在となった。
センターに備えられた特別席に座る馬場典子アナは順調に正解を続けて暫定女王の貫録を見せつける。また、ナグラット潤子アナも正解を重ねて「1位になってセント・フォースに入るんだから」と意気込む。
そんななか“2016年のニュースで一度は見た、読んだ超常識問題”のコーナーでは、ニュースの原稿を読む形で原稿内にある空欄を回答しなければならず、やはり女子アナとして緊張感に包まれる。元フジテレビの高橋真麻は「イギリスは国民投票により、EU(=○○○○)からの離脱を決定しました」の空欄を「欧州連合」と答えられず、顔を映さないでと手で隠しながら「世間の方にバカだと思われてもいいが、彼のお母さんに見られたらホントに嫌だな」と訴えていた。
また、東海テレビの本仮屋リイナアナは「サッカー日本代表・長友選手が“僕の○○○○”と発言し話題になりました」をスムーズに読みかつ正解すると、MCの佐野瑞樹アナから「本仮屋さんも“アモーレ”と言われたいですか? 新婚ですもんね」と振られて「言われたいです」と満面の笑みとなった。スタジオにいた夫でネプリーグのスタッフ「宮本くん」が紹介され「おめでとうアモーレ」「大好きだよアモーレ」とアツアツなやりとりを見せてくれた。本仮屋リイナアナは女優・本仮屋ユイカの妹である。
幸せモードに包まれたスタジオを別の意味で沸かせたのがテレビ愛媛・名護谷希慧(なごや きえ)アナだ。「3月26日、新青森駅から青函トンネルを通って新函館北斗駅までを結んだ○○○○が開業しました」の問題について空欄部分を「ななつぼし…」「北陸新幹線」「リニア…ヤバイどうしよう」と分からないばかりか、記事中の「青函」を「あおだて? 何ですかこれ?」と読んでしまったのだ。ネプチューンが「名護谷さん! 京都大卒なの!?」と驚き、再度「青函」を落ち着いて読ませるが「あお、はこ…」と違う読み方をしてしまう。「もう帰りたいです! ここにいて、ホントにごめんなさい!」と落ち込んでいた。
一方、放送前夜はネプリーグの前夜祭だと真夜中の0時ごろまで家の近くでひとり飲みしたという馬場アナ。ここまで全問正解で不動のセンターと思われたが後半戦の『アナウンサーなら出来て当然、日本語のテスト』で出題された「『雪辱を果たす』は○か×か?」で「×」と答えて初めて不正解となる。ここで3位に陥落、2位にフジテレビ・三田友梨佳アナ、1位の座に石川テレビ・広松優衣アナが勝ち上がる。「雪辱を果たしたい」と馬場アナは最終科目『アナウンサーなら出来て当然の漢字テスト』で挽回を狙う。まずは「フショウの息子」のカタカナ部分を漢字で書く問題を広松アナが間違うなか馬場アナが「不肖」と正解。一方のセント・フォースの岡副麻希は「腐称」と答えている。
そうしたせめぎ合いが続き、終盤の順位で三田アナが6位に下げ3位にサガテレビ・鈴木恵理香アナ、2位に沖縄テレビ・登川二奈アナ、そして馬場アナが1位に返り咲く。しかし、残りの問題は難度が上がり1問50点となりまだ勝負は分からない。馬場アナをはじめ上位陣が正解を続けるなか出題されたのが「ショウビの急」である。ただ1人のみ「焦眉の急」を正解したのは三田アナだった。さらに最終問題は「計画がトンザする」でこれも「頓挫」と正解したのはただ1人のみ新潟NST・水谷悠莉アナ。この時点で2問連続不正解の馬場アナは不安を隠せない。それでも最終ランキングは3位 三田友梨佳アナ(380点)、2位 鈴木恵理香アナ(390点)、1位 馬場典子アナ(400点)と接戦を制して馬場アナが女子アナセンターの座を守り通したのだ。
ティアラとマントを贈られて感想を求められると「私のことはキライになってもネプリーグのことは嫌いにならないでくださいっ!」とコメントもしっかりキメる馬場典子アナ。途中で1位から落ちた時には「悔しいより、ホッとする気持ちが分かった」と答える辺りその実力はクイズばかりではないことが分かる。
ちなみにナグラット潤子アナは失速して15位に終わり、「青函」で注目を浴びた名護谷希慧アナは6位と健闘を見せた。最下位となってしまった高知さんさんテレビ・正木麻由アナは、ネプチューン・原田泰造から巴投げで気合を入れてもらうことになる。「ちょっと、どういうこと! 私、アナウンサーですよ!?」と戸惑うなか「気合いだ」と投げられてマットの上に沈むところを、堀内健が「出ました! 高知さんさんテレビだけに龍馬が出てきてこんにちはでございます!」と締めてバラエティの洗礼を受けていた。ただ、一度は1位となった石川テレビ・弘松アナがセンターの座を降りる時「東京の壁は厚かったです」と口にしたように、全国放送でネプチューンと絡めただけで地元局では盛り上がったのではないか。
出典:https://twitter.com/cxnepleague
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)