先日、元プロボクサーのモハメド・アリが74歳で死去。パーキンソン病を患っていた彼につき、同じ病との闘いを続けている俳優マイケル・J・フォックス(54)がコメントした。
ここ数年体調を崩しがちだったモハメド・アリが、3日に死去。死因は敗血症性ショックだったと発表された。その彼につき、『Today』のインタビューに応じたマイケル・J・フォックスがこのように話した。
「僕自身がパーキンソン病と診断される前から、僕は彼を尊敬していた。運動選手としての彼の技量、彼の冷静さや気品、スタイル、平然たる態度、正しいと思うことを信じる姿をね。」
「でもその後、実際に彼に会い共通の目的に向けて闘いを始めたんだ。」
アリは引退後にパーキンソン病と診断され、長い闘病生活に。そんなアリがある日、マイケルに電話をかけてきたという。
「そう、彼は優しい声でこう言ったんだ。“この(病気に対して)君と一緒に闘えることを、僕は嬉しく思うよ”ってね。」
マイケルはその後、『マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団(Michael J. Fox Foundation for Parkinson’s Research)』を設立。今もマイケルは闘病を続けているが、残念ながら戦友とも言えるアリは他界してしまった。しかしその死は決して悲惨なものではなく、愛する家族に囲まれての永眠だったとのこと。最期の瞬間を前に臓器の機能は停止したものの、心臓だけはその後も30分鼓動を続け、その後帰らぬ人になったという。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)