1985年に世界中でスマッシュヒットをかっとばした映画と言えば、マイケル・J・フォックス主演の『バック・トゥー・ザ・フューチャー』である。映画の公開からまさに26年が過ぎ、マイケルは今年ついに50歳になったが、あの映画の感動と興奮は今なお記憶に新しい。そのシリーズ第二弾に登場した靴がこのたびNikeから売り出され、世界中のファンをおおいに喜ばせている。
「マイケル・J・フォックス、かっこいい~!」
今から二十数年前、日本のギャル達は『バック・トゥー・ザ・フューチャー』に主演し「陽気なアメリカの高校生マーティ・マクフライ」を演じたマイケルにメロメロになっていた。映画のサウンドトラックまでもがバカ売れし、まさに時の人となったマイケル。その前途は洋々だと誰もが信じてやまなかったが、シリーズ第一作が公開された6年後にパーキンソン病を患ったマイケルは、50歳になった今なお重い病との闘いを続けている。
そのマイケルがパーキンソン病の研究助成活動の一環として設立したのが「マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団」であるが、このたびその運動を支援するためについに有名ブランドNikeが始動。1500足と数に限りはあるが、「バック・トゥー・ザ・フューチャーPART2」でマイケルが“2015年”に着用した靴を発売することを発表した。
靴の名はThe Nike Air Mag。Marty Mcflyとも呼ばれるこの靴には映画と同じくLEDパネルが搭載されており充電も可能だそうだ。靴は店頭販売ではなくeBayのオークションにかけられ、その利益は全て前述の研究財団に寄付されるという。
すでにオークションは開催中であるが、その金額は凄まじい高騰ぶりを見せている。日本時間の11日10時現在で、中には1万ドル(約77万円)を超えるものも。
映画ファンであれば「絶対欲しい!」と言いそうな一足であるが、みなさんはいかがだろうか。マニアであれば、喉から手が出るほど欲しい一品に違いない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)