バラエティ番組『VS嵐』にラモス瑠偉と前園真聖が参戦した。2人はそれぞれサッカー日本代表として活躍し、ヴェルディ川崎でも一緒にプレイした時期がある。お互いによく知る間柄だが、前園が酒による失敗で自粛した時にラモスから救われたエピソードを明かすと嵐メンバーも感動していた。
6月2日放送の『VS嵐』にチームブラジルとしてラモス瑠偉、マルシア、前園真聖、植野行雄(デニス)、アマンダ、ダレノガレ明美が登場すると、嵐から「前園さんはブラジル?」と疑問が出た。ラモス瑠偉から「前園はブラジルでサントスFCに1年いて活躍したし、昼も夜も活躍しました」と証言があり、前園も「(日本で)現役の時からラモスさんのパスを受けてゴールを決めていた」という信頼関係にある。
現役引退後はサッカー解説者やビーチサッカー選手として活躍した前園だったが、2013年10月に酒に酔ってタクシー運転手に暴行を加えた容疑で逮捕される。処分保留で釈放され謝罪会見を行った彼は、テレビ番組への出演を自粛した。前園によると、当時は全く仕事ができなかったので収入もなかったという。すでに出演が決まっていた番組もあり、それを知ったラモスが前園に代わって引き受けてくれた。しかもラモスはそのギャラを「いらないからゾノに渡してくれ」とマネージャーに伝えたという。
前園から明かされた事実に嵐メンバーをはじめスタジオから感動の声が起きるなか、「それ当然、当たり前のことじゃん! 弟だもん!」とラモス。涙をこらえる前園だったが、相葉雅紀の「ただの怖いおじさんじゃないんだね」という言葉に救われ、さらにマルシアから「ナニ? ナニしたの?」と真剣な問いかけがあり場が和んだ。
今ではバラエティ番組に出演してサッカー時代と変わらぬほど活躍する前園真聖。あの時、ラモス瑠偉が代わりに出演してくれたことでテレビ側の印象を落とさなかったからスムーズに復帰できたのではないだろうか。
出典:https://twitter.com/zono23
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)