本田翼がバラエティ番組のなかで、“若いカップルがキス画像をSNSに投稿する”風潮について「全然分かんない!」と意思表示した。番組では若い世代の彼女ならば共感する部分があるのではないかと振ったのだが、逆に批判的な意見が返ってきた。
映画『起終点駅 ターミナル』で共演する佐藤浩市と本田翼が11月1日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)にゲスト出演した時のこと。番組の終盤で、おなじみの弁護士軍団4人によるコーナーで“若者カップルで流行のキス画像をSNSにアップする行為”の事例を取り上げた。
女子大生が、元カレから交際していた時のキス写真を勝手にSNSに投稿され拡散してしまい、消すことができずに困惑。「一生この写真を背負って生きていくなんて耐えられない」と慰謝料を請求する。この場合、慰謝料は取れるかというものだ。
佐藤浩市は苦虫を噛み潰したような表情で再現VTRを見ていた。MCの宮迫博之(雨上がり決死隊)がそんな彼の気持ちを代弁するかのように「まず、キス画像を撮るというのが理解できない」と持論を述べて、若者の本田翼に意見を求めた。
すると彼女は「いや、全然分かんない!」と答えて「あんな恥ずかしい、もう、ねぇ!」と表情を曇らせる。“キス画像を投稿する”という行為に嫌悪感さえ覚えるようだ。
昨年1月にツイッターで“カンニング竹山と本田翼のキスシーン”と解説された画像が流れたことがある。当のカンニング竹山が「NHKドラマ10『激流』での国仲涼子さんとのシーン」だと訂正して「SNSのデマはこうやって広がる。責任を持ってちゃんとしよう」と指摘した。本田翼がその1件を知っているならば“キス画像の投稿”にはなおさらナーバスになっているはずだ。
ちなみに、弁護士軍団の先生方は今回のケースについて、金額は50万円から200万円まで差があるものの4人とも「慰謝料はとれる」と判断している。「一般に知られたくない画像を本人の承諾なく公開するのはプライバシーの侵害で違法行為にあたる」という見解や「完全に消すことは不可能、将来の交際相手や結婚相手が見て破談となる可能性もある。そういう不安を抱きながらずっと生きていくことを考えると慰謝料は大きくなる」との意見が述べられた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)