海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】「Facebookの身元確認が一番厄介」と珍名の英男性。

大変奇妙な名前を持った英国籍のある男性。重要な本人証明書類となるパスポートや運転免許証の発行センターは、慎重な作業にならざるを得なくなる。だが彼のアイデンティティに関し、最も疑り深い姿勢を見せたのは…!?

これは本人が2012年にFacebookにて公開した、英国政府から2007年に発行されたパスポートの写真である。1985年3月16日、英リンカンシャーのグリムズビー生まれだという現在30歳の男性。なんと苗字は“COMPLICATED”、名前は“SOMETHING LONG AND”。これが彼の現在の正式な氏名であるという。

誕生時はウィリアム・ウッドという氏名であったものを、2007年に役所に改名を申請して正式に受理されたというCOMPLICATEDさん。運転免許証やパスポートを更新するたびに「まさか本当にこのような名前なのか」との質問が一生ついて回ることはすでに覚悟しているが、アイデンティティの調査に関して最も疑り深く慎重であるのは意外にもFacebookであったとしている。

2007年の改名後にFacebookのアカウントを作成しようとした際もトラブルがあったが、Facebook歴は8年にもなる。しかしながら、最近のアカウントの更新時に急にログインできなり、アイデンティティの情報が不明だとのメールを管理者から受け取り、両者の間でトラブルが始まった。パスポート、クレジットカード、運転免許証などFacebook側に指示されるまま次々とコピーを送付し、この氏名が正式なものであることを証明したがなおも疑われ、届く郵送物やEメールまでがそうであることを示してもダメ。ある時、COMPLICATEDさんの悩みを紹介したニュース記事が存在することを彼らにメールで教え、そこでやっと身分を証明できたという。

なお日本のような戸籍制度をとらない国では、前科がないことを条件に、卑劣で悪意に満ちた言葉でない限り改名は簡単である。ただし名を変えた方が職業上の利益につながる、ストーカーやDVの被害から逃れたい、長年そのニックネームで親しまれてきたなどの理由も必要。酔った勢いや気まぐれによる改名を避けるため、裁判所は申請受理から承認までの間に一定期間をもうけている。

※ 画像はfacebook.com/s.l.a.complicatedのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)