EU発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【EU発!Breaking News】顔面全体と白目にタトゥーを入れた変わった名の男、パスポート更新を拒否される。(英)

これでパスポートが発給されない、あるいは更新されないと文句を言っても、誰もが「そりゃ仕方ないだろう」と苦笑するであろう。顔面のほとんどの部分にタトゥーを入れ、自分の名前を改名していたイギリスのある男性が、パスポートの更新を断られてカンカンに怒っている。

英バーミンガム出身の元の名をマシュー・ウィランといい、仲間からは“ボディアートさん”と呼ばれている34歳の男性は今、「海外に行く用事がある。もうすぐパスポートの期限が切れるからと更新をお願いしたのに受け付けてくれないんだ!」と憤慨している。ボディアートさんの自慢のタトゥーに関心を示す海外のある会社が彼に仕事をオファーしているとして、手数料を添えてこれまで通りのやり方で役所のパスポートセンターにて更新手続きを行ったが、センターから最近「調査および検討をした結果、申請の受理は難しいと判断しました」との連絡が入ったという。

スムーズに受理されなかった原因は2つあるのではないかという。1つめは、410万円以上をかけ全身の皮膚の90%もの面積にタトゥーを彫ったこと。なんと左目の白目にも黒いインクを流し込んでもらったのだ。そしてこちらが主な理由だという2つめは、2007年、2009年と2度にわたって彼が“マシュー・ウィラン”という名を“King of Ink Land King Body Art The Extreme Ink-Ite”という非常に長々としたものに改名していたことである。ボディアートさん宛の文書には、“例えばNew Year、Happy Easter、あるいはGood Byeなどという言葉は人々から名前として認識されません。それと同様に、あなたが名乗るKing of Ink Land King Body Art The Extreme Ink-Iteを、名前としては受け止めることは致しかねます。そこをご理解ください。”とある。

これにボディアートさんは、「改名の手続きは正式なものだった。だから“マシュー・ウィラン”なんて人間はもうどこにもいないんだよ。受け止める、受け止めないって簡単に言うけれど、奴らはいったい何を基準に線引きしているんだ? これはもう俺の基本的な人権を踏みにじるような行為だね」と話し、地元の代議士であるジョン・ヘミング氏を通じ、改めてパスポートの更新手続きに入るようセンターに圧力をかけると鼻息を荒くしている。

※画像は『Mail Online』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)