米ウィスコンシン州のある裁判所に、母親の頭部を刀で斬り落とした男が出廷した。母親をクローン人間だと思い込んで犯行に及んだ可能性のあるその被告人。精神的な疾患か薬物の影響か、はたまた怪しい宗教や呪術に関連かと注目が集まっている。
ミルウォーキーの西に位置するウィスコンシン州のサンプレイリーでこのほど、斬首という非常にむごい方法で殺害されたジェーン・スカリツキーさん。この事件で逮捕・起訴されたのは、実の息子であるマシュー・スカリツキー(40)。犯行現場はマシューがルームメイトと暮らす自宅で、母親と一緒に行動していた当日、郵便物をピックアップするために少しだけ自宅に立ち寄った中で事件は起きた。
同州のメディア『NBC15 WMTV』が伝えているところによれば、通報者はその家の階下にいたマシューのルームメイト。彼は駆け付けた警察官に、「ジェーンさんの “ノー!”と叫ぶ声が3回ほど聞こえた。何ごとかと2階に上がるとジェーンさんが床に倒れて血を流しており、そのそばに刀を握りしめたマシューが立っていた」と説明し、その身柄を突き出したという。
またマシューはそのルームメイトに、「この人は実の母親ではないし、人間ではない。クローン人間なんだ」などと理解しがたいことを話したとのこと。現在、サンプレイリーの拘置所に身柄を拘束されているマシューに設定された保釈保証金は100万ドルと高額である。
※ 画像はnbc15.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)