辻仁成が作詞・作曲を担当した“タイタン社歌”のミュージックビデオ（MV）が公開された。爆笑問題の2人をはじめ、日本エレキテル連合などおなじみの芸人から代表取締役社長の太田光代さんまで総出演による楽しい作品だ。元フジテレビアナウンサーの山中秀樹や音楽グループ“19”の元メンバーでイラストレーター、詩人として知られる326（ナカムラミツル）の姿も見られる。

芸能事務所・株式会社タイタンが9月5日に社歌『サンシャインデイズ』をYouTubeで公開した。楽曲を作った辻仁成は『辻仁成（TsujiHitonari）ツイッター』で「日々の嫌なこと笑い飛ばしましょう。笑」と伝えているように、世知辛い今の時代を元気に乗り越えようと前向きになれる歌だ。

爆笑問題の田中裕二と太田光はサビの部分をそれぞれで歌っているが、なかでも太田は“忌野清志郎”を意識しているようだ。彼は以前、雑誌の連載で「選挙なんか行く必要ない…政治家に何にも変えられないんだから」といった主旨を書いたところ、それを不満に感じた忌野清志郎さんから「会わせろ！」と打診があった。太田は彼のファンだけに怖さと嬉しさが交じる複雑な気持ちで指定の場所に向かうと、「君みたいな影響力のある人が、若者にあんなこと言っちゃいかん」と意見されたそうだ。そんなことを思い出しながら天国へ向けてこの歌を届けたのだろう。

ウエストランドや日本エレキテル連合といったテレビでよく目にする顔ぶれも出演しているが、最近はあまり見かけない長井秀和の姿も見られる。また、『有吉ジャポン』（TBS系）に出演したことがきっかけとなり、タイタンに所属しているイラストライター・326（ナカムラミツル）がこういう形で登場することは珍しい。

彼は『326（なかむらみつる）（nakamura326）ツイッター』で、動画公開を知って「なんだと!?　あのハイテンションで最高に気持ち悪い俺の声がインターネッツの大海原に解き放たれている…だと!?」と驚いたが、やがて気を取り直して「素晴らしい社歌です！　辻さんの作ってくれた歌を歌えるの有意義で楽しかったでする～」と伝えている。

MVはスタジオでの録音風景を中心に作られており、もちろん太田光代さんの姿も見られる。楽曲の作成にあたって、辻仁成は社長の太田光代さんとどのようなものにするか打ち合わせを重ねたのだろう。“タイタン”が目指すところが伝わってくる素敵な社歌となった。

※画像はYouTubeのサムネイル。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）