エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】中居正広×Chage『夜空ノムコウ』熱唱。「チャゲナカだから」と意気投合。

中居正広がSMAPの『夜空ノムコウ』をChageとコラボした。「2年くらい、1人で歌ってない」という中居だったが、舞祭組・千賀健永のピアノにのせた歌声に共演者から視聴者まで多くが感激した。ツイッターでも「鳥肌たっちゃったよw 真面目に歌ってくれた中居さんに感謝」などの反響が見られる。

SMAPでありながら「歌が下手でマイクのスイッチは基本的にオフ」と自虐ネタを語る中居正広だが、9月29日に放送された『UTAGE!秋の祭典 2時間ゴールデンスペシャル』(TBS系)で「久しぶりに真面目に歌ったよ」と充実した表情を見せた。

この日はChageと舞祭組・千賀健永が歌とピアノでコラボする予定だったが、UTAGEアーティストの指原莉乃から「せっかくだから中居さんも歌っては」と振られて、急きょ中居正広も歌うこととなった。

3人が手早く打ち合わせするなかで「僕はハモれないから、主メロやりましょうか?」と中居が言えば、「じゃあ俺、いきなりハモる! ハモるのは慣れてるから、長い間ハモってるから大丈夫だよ」とChageもワクワクしているようだ。

一方で、千賀健永はキーボードを前にして緊張でガチガチだった。大物のChageに加えてジャニーズの大先輩、しかも『夜空ノムコウ』のオリジナルを歌うSMAP・中居正広とコラボすることで頭の中は真っ白。そんな彼に中居は「サイズ(長さ)だけ教えて」と要求してさらに緊張させる。舞祭組メンバーからは「千賀痩せた!?」と茶々が入り、「出だしは“あれから~”だろ」と中居が話しかけると「あれからかよっ!」と言い返してしまうほどテンパっていた。

そんな状況のなか、千賀はか細い声で「それでは聴いてください『夜空ノムコウ』」と曲紹介をして、緊張で真っ直ぐに伸びきった指を震わせながらイントロを弾きだした。中居が「あれから~」と歌いだしたが、「あれ」の時点でいつもの調子ハズレの声だったので演奏は中断。「むずかしいイントロを弾き終ったところなんですよ! 最低っ、マジで!」とさすがに千賀もキレてしまう。さらに舞祭組の二階堂高嗣が、「1回だけでやり直しはできない」と主張してめんどうな展開となった。結局もう1回チャレンジするのだが、ドタバタのおかげで千賀の緊張もずいぶんほぐれたようだ。中居はそれを狙って、あえて音程を外したのかもしれない。

それでも、千賀健永から見て左手に中居正広が主メロを熱唱すれば、右手にChageが見事なハモリを歌う。その2人に挟まれて演奏するのは相当なプレッシャーである。3人のコラボで素晴らしい『夜空ノムコウ』を届けると、「良かった、千ちゃん頑張った」とChageと中居から背中を叩かれるも顔を上げられない。そんな千賀の姿にひな壇で応援していた女性陣も感動で涙ぐんでいた。

歌い終えた中居正広は、周囲からの「すごい良いものが見れた」という声に「久しぶりだよ、真面目に歌ったのは」と照れ隠していた。彼が「いきなりハモれるんだね、Chageさん!」と振ると、Chageも「染み付いてるんだね」と感慨深げに返しており、「チャゲナカだから」と中居に言われて嬉しそうだった。

2005年にTBSの音楽番組『クリスマスの約束~大好きな君に~』で、メインアーティストの小田和正にゲストとして呼ばれた中居が『夜空ノムコウ』を歌った場面はその後も何度か放送された。またSMAPが2010年7月21日にリリースしたアルバム『We are SMAP!』には、中居が前年6月に亡くなったマイケル・ジャクソンへの思いを歌ったと言われるソロ曲『Memory ~June~』が収録されている。

今年の6月にのどの腫瘍を手術したと公表した中居正広。その後の経過が良好であることを示す意味でも、久々に“真面目に”歌おうと思い立ったのではないだろうか。

※画像はイメージです。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)