お盆の帰省で車を運転する時に“眠気覚まし”や“ストレス発散”で聴きたい楽曲をネットによるアンケートで調べたところ、両方で1位となったのがB’zの『ultra soul』だった。ほかにはゴールデンボンバーやウルフルズ、サザンオールスターズなどが上位に入っている。
ソニー損害保険が「お盆の帰省に関する調査(2015年)」のなかで“車内ヒットチャート2015”について調べた。お盆の帰省ラッシュが始まる8月13日頃を前に、2015年7月1日~5日の5日間、今年の帰省に自家用車を利用する予定の897名にインターネットリサーチでアンケートを実施。帰省ラッシュの渋滞で眠気を感じた時の“眠気覚まし”に聴きたい曲や、イライラした時に“ストレス発散”で熱唱したい曲を自由回答で聞いたところ、上位は次のような結果となった。
■今年のお盆の帰省中、“眠気覚まし”として最も聴きたい曲(カッコ内は件数)
1位 ultra soul(27)
2位 ガッツだぜ!!(12)
3位 女々しくて(11)
4位 勝手にシンドバッド(10)
5位 Let It Go~ありのままで~(7)
6位 Highway Star(5)
6位 あ~夏休み(5)
8位 紅(4)
8位 Happiness(4)
8位 R.Y.U.S.E.I.(4)
■渋滞中の“ストレス発散”に最も熱唱したい曲(カッコ内は件数)
1位 ultra soul(14)
2位 女々しくて(8)
3位 勝手にシンドバッド(7)
4位 Let It Go~ありのままで~(6)
5位 ガッツだぜ!!(5)
5位 R.Y.U.S.E.I.(5)
7位 負けないで(4)
7位 あ~夏休み(4)
9位 ヘビーローテーション(3)
9位 Dragon Night(3)
9位 イージュー★ライダー(3)
9位 さくら(3)
9位 リンダ リンダ(3)
9位 夏が来る(3)
9位 夏色(3)
9位 花火(3)
B’zのヒット曲『ultra soul』が両方で1位となったのは印象的だ。同曲のタメにタメた後で発散させるフレーズは、聴いても歌ってもテンションが上がるということだろう。
また、ゴールデンボンバーの『女々しくて』やサザンオールスターズの『勝手にシンドバッド』、ウルフルズの『ガッツだぜ!!』、TUBEの『あ~夏休み』も両方で上位にランクイン。いずれもヒット曲で馴染みがあり、ビートが効いてノリやすい点で一致している。
そんななか、『Let It Go~ありのままで~』はバラードでありながら上位となっている。映画とともに大ヒットしたナンバーだけに聴くだけでも感動がよみがえり、歌えば劇中に入り込んだように熱唱できてストレスも吹き飛ぶのだろう。
三代目 J Soul Brothersの『R.Y.U.S.E.I.』が聴きたい曲で8位、熱唱したい曲で5位になり、SEKAI NO OWARIの『Dragon Night』が熱唱したい曲で9位になるなど、新しい楽曲も見られる。その一方でDeep Purpleの『Highway Star』が聴きたい曲で6位になる状況から考えると、ハンドルを握る世代もさまざまなようだ。
今年の帰省ラッシュは8月13日付近がピークで、Uターンラッシュは15・16日の土日に集中することが予想されている。車中で流す音楽も“眠気覚まし”や“ストレス発散”を意識して選曲すると、渋滞も楽しく過ごせるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)