6月17日放送の『水曜歌謡祭』2時間スペシャルに緊急参戦した、人気ご当地キャラ・ふなっしー。活動限界30分と伝えられているが、この日は約1時間もの間いつもの激しい動きとトークで番組を盛り上げていた。この日の男性出演者とふなっしーのほっこりしたエピソードが、ネット上で話題になっている。
『水曜歌謡祭』2時間スペシャルは“昭和と平成の名曲”と銘打ち、世代もジャンルも異なる歌手がスタジオに多数顔を揃えた。
原田真二が1978年にリリースした『タイム・トラベル』を本人の歌とピアノ、そして増田貴久(NEWS)と三浦大知とのコラボで披露。増田と三浦の確かな歌唱力とチャールストン(ダンス)も素晴らしく、華やかで見応えのあるステージであった。
増田は以前よりふなっしーのファンだと公言しており、クイズ番組での共演経験もある。今回彼のファンの間で話題になっているのは、人目につかないようにスタジオを出て行こうとするふなっしーを見つめる増田の姿である。実は20時から他局で収録済みの番組が放送となるため、生放送の同番組からは途中で姿を消したのだ。
山下久美子が歌唱中だったため背を低くして移動するふなっしーだったが、丸い黄色の頭頂部がばっちりカメラに映っていた。スタジオから出ていくふなっしーを、増田は目で追っていたのだろう。まるで一緒に遊んでいた友達が先に帰るのを、寂しそうに見送る幼子のようである。この光景に「まっすーだけ、どこ見てるの?って思ってたんだけどさ、ふなっしーが捌けるところだったのね」と、ファンも微笑ましく感じたようである。
また研ナオコが歌う『夢芝居』で、女形の舞を艶やかに披露した梅沢富美男が、6月18日の『梅沢富美男(umezawatomio)ツイッター』で「昨日の水曜歌謡祭。心残りはふなっしーとしゃべれなかったことなっしー」と、残念そうにつぶやいている。『梅沢富美男オフィシャルブログ「親父ブログふたたび」』によると、当日は午後から大阪で情報番組に出演し、その後飛行機での移動を予定していたが、悪天候の予報に欠航を恐れた彼は急遽、新幹線に変更し東京に向かったという。そのため出番には何とか間に合ったもののリハーサルはできず、メークや着付けの時間を考えるとギリギリの状態だったのだ。また前述のように番組の最後までふなっしーはいなかったので、舞台裏で梅沢が声を掛けるチャンスが無かったのだろう。
彼の寂しげなつぶやきを知ったふなっしーは「梅沢さん! ありがとうございますなっしー」とツイッターを通して挨拶し、研ナオコとのステージが素晴らしかったと感想を述べた。そして「またお会い出来る日を楽しみにしてますなっしー」とコメントを送ったのだ。これに梅沢は「おお! ふなっしーから!」と素直に喜び、「これで僕も梨友さん? ひゃっはー」とつぶやいている。
先日行われた札幌パルコのイベントには年配の男性の姿もあり、ふなっしーの“人の悪口を言わず、いつも一生懸命なところが好きだ”とマスコミのインタビューに答えていた。記者も何度かふなっしーのイベントを取材をしているが、ふなっしーグッズは持たず家族の付き添い役で来ていた男性でも、ふなっしーがステージに現れると笑顔になっている場面を多く目撃している。これからは堂々と「ふなっしーのファンです」と公言する男性が、一般人にも増えてきそうだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)