変電所にある「高電圧・危険」の文字がどれほど真剣なものか、背筋が思わず寒くなるようなニュースが中国から飛び込んで来た。変圧器のコンテナに向かって排尿した男の子が深刻な感電により生命の淵をさまよっている。
中国・陝西省の西安で16日、Fang Haohao君という7歳の男の子が変圧器に向かって立ちションし、致命的な感電に見舞われた。両親とともに停留所でバスが来るのを待っている間に尿意をもよおしたHaohao君は、すぐ近くの小屋を見つけてそのコンテナに向かって排尿したのであった。
パチパチという火花のような音が上がり、異変に気付いた父親がHaohao君のもとに駆け寄ったが、10,000ボルトもの電気が駆け抜けた幼い体からは焦げ臭い煙が上がり、頭部は焼け焦げて頭蓋骨がむき出しになっていた。また皮膚は50%に火傷を負って水泡に覆われ、Haohao君はすぐに大病院に運ばれたが左腕の切断を余儀なくされている。
息子の深刻な容体に両親の動揺は激しく、父親は涙を拭いながら地元メディアの取材に応じ、「なぜバス停のすぐ近くに変圧器などという危険なコンテナがむき出しで設置されていたのか。しかも“危険”を知らせる警告表示もかなり小さくて目立たない」と疑問と不満をぶつけている。その変圧器の管理者はいまだ明らかになっていないもようだ。
※ 画像はstraitstimes.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)