福建省泉州市豊沢区で高圧鉄塔によじ登りラブレターを貼り付けた男性が、高圧電流に触れ病院へ運ばれた。手紙の内容から、男性は自殺を図ったものとみられている。

現地メディアが報じたところでは、11月28日午前7時ごろ、男性は11万ボルトの電圧が流れる高圧鉄塔に登り、「決別のラブレター」を貼り付けた後、感電して転落した。

目撃者は当時の様子をこう語る。「ビリビリッという音を聞いて顔を上げると、男の人が鉄塔の20メートルくらいの高さのところに登っていた。服が全部焼けたと叫んで助けを求めていた」。その後、近くにいた人たちはそれぞれに通報したという。しかし、数分後男性は転落した。男性は病院へ運ばれたが、全身の90パーセントにやけどを負っており、非常に危険な状態が続いている。

男性が貼り付けたラブレターは、風で鉄塔の下まで飛ばされていたそうだ。中には、「君を愛せば自分が破滅することはわかっていた。それでもそうしないわけにはいかなかった。もしアイツに金がなければ君たちは遅かれ早かれ離婚するだろう。僕はいくよ。来世では金持ちになって、君にこの世の限りの贅沢をさせてあげるからね」と書かれていた。
（TechinsightJapan編集部 片倉愛）