海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】「養育費支払いが嫌」で4歳娘を崖から突き落とした父親に“有罪”評決。(米)

別れた男女が子供の養育費をめぐってトラブルになるケースは、洋の東西を問わず非常に多い。カリフォルニア州で2000年11月に起きたある悲惨な親族殺人事件の裁判が、やっと結審を迎えるもようだ。

「破局した女に延々と養育費を送金し続けるのは嫌だ」。2000年、こんな理由で父親が自分の娘を殺してしまった。事件が起きたのはロングビーチにも近いロサンゼルス郊外のランチョ・パロス・ベルデス。逮捕・起訴されていたのは当時航空会社に勤務していたキャメロン・ブラウンという53歳の男で、殺害されたのは4歳の娘ローレン・サレンちゃん。ブラウンはこの子の養育費として母親であるサラ・キー=マーラーさんに毎月1,000ドルの送金をしていたが、それが嫌になったため何の罪もないローレンちゃんを崖に連れ出し、36メートル下に突き落として死なせたのであった。

事件から15年、ブラウンは一貫してローレンちゃんが崖で自ら足を滑らせたと無罪を主張してきたものの、過去の裁判でも過失致死ではなく第一級殺人としての罪に問われてきた。厳罰を求刑されている裁判がいよいよ大詰めを迎え、陪審員は全員一致で有罪の評決を下した。量刑は6月に裁判長より言い渡されるが、『nydailynews.com』では終身刑となる可能性が高いと伝えている。

養育費を支払うと一度は約束を取り交わしても、男性の側で経済的、心情的に事情が変わって支払いの拒否や減額を告げてくるケースは多く、それがトラブルに発展すると民事ならぬ悲惨な刑事事件が起きることがある。この元夫婦もサラさんがローレンちゃんを妊娠した際、中絶してほしい、産み育てたいと主張が真っ二つに分かれて揉めていたという。

※ 画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)