今まで訪れた国は30か国以上、日本に滞在するアフリカ人からはスター扱い。今や海外ロケの神とまで言われるお笑い芸人の千原せいじ(千原兄弟)だが、「絶対にできない」というロケがあるそうだ。お笑い芸人でこのロケを経験していない方が珍しいと思われるが、せいじは怖くて、その場所に立つことさえ困難だと話す。
3月20日放送の『世界の村で発見!こんなところに日本人』2時間スペシャル(テレビ朝日系)であの女優・泉ピン子を、「信じられない」と唖然とさせた千原せいじ。今回はバルト三国を訪ね、各国に暮らす日本人女性を探して話を聞くという企画。いつも通り番組スタッフと通訳を従え、ロケの主導権はせいじが握っている。ラトビア共和国の首都・リガで、やっと日本女性が住んでいると思われるマンションを見つけたのだが、何号室に住んでいるのか全くわからない。おまけに4階建ての建物が、何棟もあるのだ。
だがせいじは躊躇なく「聞こう! ピンポン、ピンポン、やる」と言い、スタッフらを引き連れて歩き出した。そしてマンションの集合玄関にあるインターホンを一部屋ずつ片っ端から鳴らし、彼は「日本人知りませんか?」と尋ね始めたのだ。異国の地で知らない外国人が住む部屋のインターホンを次々と押すせいじ。“やはりこの男、恐ろしい”とのナレーションに、うなずいた視聴者も多かったのではないだろうか。
どこの国に行っても相手が誰であっても、態度を変えないせいじに怖いものなど無いように思える。しかし3月22日深夜放送の『あけるなキケン』(TBS)でせいじが、絶対NGだというロケを明かしたのだ。それは「バンジージャンプ」。バンジージャンプのスタート台を連想させる、プラットホームにも立つことが難しいようだ。“暗所、高所、閉所”恐怖症で、中学校くらいまでは自宅の2階にも上がることができなかった―と、苦笑いするせいじ。
現地の人が食べているものであれば虫でもカバの肉でも、彼は平気で食べられる。弟の千原ジュニアによるとせいじは霊も見えるというが、「何でここにいる!」と叱り飛ばすらしい。そんな彼の唯一の弱点が、バンジージャンプ。“これは良いことを聞いた”とニヤニヤしている、バラエティ番組のプロデューサーがいそうである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)