お笑い芸人の千原せいじ(千原兄弟)は現在、テレビ番組の仕事で月に1回はアフリカを訪れている。せいじによると先住民の暮らしや、大草原を自由に走り回る野生動物など多くの日本人が描くアフリカのイメージは、実際に訪れてみると全然違うという。
どこの国へ行っても相手がどんな身分であっても、決して自分のスタンスを変えない千原せいじ。せいじに言わせるとアフリカは“超快適”だそうだが、それは彼が特異だからではないのだ。
6月27日深夜放送の『祇園笑者』(読売テレビ)にて、せいじは話を聞くとガッカリするだろうと笑いながらアフリカでの実体験を話した。
大概の日本人が思い浮かべるアフリカの大草原を走り回るキリンなどの動物は、厳密に言えば本当の野生ではないという。管理されている土地で生活する動物たちで、本当に手付かずの自然で暮らす動物は人間の前に出てくることは珍しいそうだ。実際にせいじもそのような土地に案内されたが、そこで暮らす野生動物の姿は確認できなかったと話す。
また赤い泥を肌に塗る習慣のある民族を訪ねた時は、村に女性しかおらず男性は1人も見当たらなかった。不思議に思っていると、「今フランス映画の撮影に行ってますが、もうすぐ戻ります」と説明されたという。せいじによると映画の出演料は、彼らに直接入らないらしい。また先住の生活スタイルを続ける人々は国からの援助を受けて生計を立て、街に出て暮らしたい人には“お好きにどうぞ”という形で選ばせているそうだ。
アフリカにはヨーロッパのセレブが数か月も滞在する高級リゾートが存在し、そのスケールの大きさと豪華さにさすがのせいじも驚くばかりだった。そんな場所に何泊もしているのだから、アフリカは“超快適”というのも不思議ではない。
ただ現地でせいじがカバの肉を食べたところ、“尋常じゃないブツブツ”が出て一晩中寝られなかったそうだ。美味しかったが、「俺、カバアレルギーや」とせいじ。ちなみにシマウマの肉もとても美味しいという。とにかくせいじのアフリカ話は、どんなに聞いていても飽きないのだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)