議会の重要な決議の瞬間に退席してしまったカナダのある下院議員。それを「無責任ですよ」と批判されると、思わぬ言葉で釈明した。尻に食い込むきついパンツに耐えられなかったというのである。
カナダの議会から面白い話題が飛び出した。マニトバ州ウィニペグ選出の下院議員パット・マーティン氏が大事な法案の決議においてなぜか姿を消し、議長が「ルール違反ですよ」と責め立てたという。しかし再び席に戻ってきたマーティン氏は、こんな言い訳を展開して会場を爆笑の渦に包んだというのだ。
「パンツがあまりにもキツくてとても耐えられないため、ちょっと中座しただけです。投票する権利をみすみす放棄するわけがないじゃないですか。実は“ハドソンズ・ベイ”の半額セールで束売りになっていたパンツを買ったんですが、穿いてみたらこれがどうにも小さいんですよね。」
気難しい空気が漂っていた議会が突然明るい笑いに包まれ、マーティン氏は意気揚々と投票に臨み、議長もそれを「有効」と認めたという。もっともマーティン氏はその後カナダ放送協会CBCの取材に、ライバル政党の議員らは相手の監視が好きでどうでもよいことを議長に告げ口をするものだとして、「くだらない質問には適当に返してやるのが一番です」と答えている。退席の理由がパンツによるものではなかった可能性も高いようだ。
※画像はnpr.orgのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)