エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪・番外編】JRA・後藤浩輝騎手の訃報に視聴者ショック。「楽しそうに笑っていたのに」

JRAの後藤浩輝騎手が27日午前、茨城県阿見町の自宅で亡くなった。首をつっているところを発見され、自殺とみられている。後藤騎手が出演したトークバラエティ番組が関東地区で26日深夜に放送されたこともあり、このニュースにショックを受けている方は大勢いるようだ。

後藤浩輝騎手が出演していたのは、『まさかのタメ年トークバラエティー!ビックラコイタ箱』(日本テレビ系) 。同学年で仲が良い元プロ野球選手の門倉健さんやタレントの武井壮と一緒に、思い出話に花を咲かせた。

この番組は、ゲストにゆかりのある人から送られてきた品物についてトークを繰り広げる。2月26日放送分では、後藤騎手の母親と幼なじみから送られた品物と手紙が紹介された。

母親から送られてきたのは、小さな空手着だった。小2から空手を習っていた後藤騎手が着用していたものである。30年くらい前の空手着とは思えないくらい真っ白で、帯もきれいに保管されていた。大切に扱われていたのが画面を通してでも伝わってきて、母親の深い愛情が感じられた。

また小学校の幼なじみから届いたのは、映画『ベスト・キッド』のパンフレットとレコードだった。格闘技好きだった幼なじみと後藤騎手はとても仲が良かったといい、添えられた手紙には小学生の男の子らしいエピソードが綴られていた。

道でオロナミンCの空き瓶を見付けた当時の後藤騎手。彼は「この瓶、割れるんだぜ!」と言い、手刀で割ろうと何度も試みた。しかし成功しないどころか手を痛め、「俺、やっぱり帰る」と顔を真っ赤にして帰って行ったそうだ。そんな姿が幼なじみには忘れられないという。この手紙が読み上げられると、後藤騎手は大笑いしていた。

手紙は、“これからもどんどんデカイレースに勝って、さらに輝く『後藤浩輝』を観るのがファンの皆さんや、俺たちの願いです”という文章で締めくくられた。その言葉を穏やかな表情で聞いていた後藤騎手。彼が1日も経たないうちに、この世を去るとは。「信じられない」「楽しそうに笑っていたのに」と人気ジョッキーの死を受け入れられない声がツイッター上に溢れている。
(TechinsightJapan編集部 みやび)