アイドル育成型居酒屋&カフェ“大宮アイドール”がバラエティ番組『おじゃマップ』に登場して、ファンのみならず多くの視聴者から注目を浴びている。番組ではゲストの榊原郁恵が居酒屋で活動するアイドルたちの姿に号泣する場面もあった。一見するとショーを楽しむ居酒屋パブなので彼女は「お母さんの気持ち」になったようだ。果たして居酒屋で活動するアイドルとはどのようなものなのか。
さいたま市大宮区にあるアイドル育成型居酒屋&カフェ“大宮アイドール”を、『おじゃマップ』(フジテレビ系)の香取慎吾、山崎弘也とゲストの坂上忍、榊原郁恵が訪問した。1月28日に放送されると、ツイッターで「がんばれ! 大宮アイドール!! 感動して泣いてしまった」、「大宮アイドール気になるわぁ」といったつぶやきが飛び交っている。
この日のテーマが“親の顔が見てみ隊”ということから、居酒屋でアイドルとして頑張っている彼女たちの「お母さんはどう思っているのか」を確認することとなった。大阪出身で1人暮らしをしながら活動する花峰ちはやは成人式を迎えたばかりだ。大阪の実家に電話して彼女の母親と話した榊原郁恵は、自分の子どもを見るような気持ちで「心配でしょう?」と語りかけ、2人で泣き出す事態となった。
さらに、リーダーの今野梨奈は実家が草加市なので、急きょおじゃましてご家族と会うことに。お母さんは娘の活動について「幼少時にスカウトされたこともあるが、自分で名前も言えないほど恥ずかしがり屋だったので、アイドルになると聞いた時は驚いた」と明かし、今野梨奈は反対せずに応援してくれる母に「ありがとう」と感謝を伝えていた。
そんな彼女たちの姿に、ツイッターでは「ちはやんの親の話にちょっぴり感動しました!」、「ちはやちゃん偉い子やなぁ、ほんと応援したくなった!」、「りなちゃん、感動した」と反響があり、他にも「大宮アイドールの子たち可愛いかも! 地元にアイドルいるなんて知らなかった」、「AKBより大宮アイドールの方、応援しよう、応援しやすい。健気やんか、あの子達」と様々な感想がつぶやかれている。
榊原郁恵は「イカツイ男の人たち」と表現したように、番組で放送された時はほとんどが男性客だった。彼らが酒を飲みながらショーを楽しむという光景は、AKB48やももクロなどのアイドルグループとは違ったイメージがある。
アイドル育成型居酒屋I DOLL(アイドール)に所属するのは、10代~20代のアイドルを目指す女の子たちだ。来店者はチャージ代や飲食代により“育成コイン”をゲットする。そのコインを応援したいメンバーに渡すことで、その推しメンがステージ選抜される際の評価対象となる。つんく♂プロデュースの秋葉原アイドルカフェ“バックステージpass”と似たようなシステムと言えるだろう。
YouTube動画で公開されている『大宮I DOLL(アイドール) 誕生秘話 第一章「奇跡の集い」』によると、2014年にスタートした時は今野梨奈と芳賀静枝(引退)の2人だけだった。やがてアイドルを目指す女の子たちが各地から集まり、過酷なレッスンやトレーニングを乗り越える。結成からおよそ1か月を経て2014年10月13日に渋谷O-Crestで初ライブを開催。第一期生15名がステージに立った。11月1日にはアイドル育成型居酒屋&カフェ“大宮アイドール”がグランドオープン。その後、第二期生も加わりさらなる飛躍を目指す。
メンバーの『郡 絵馬@大宮アイドール(ema_kori) ツイッター』では「早速ねっ、テレビを見て大宮アイドールに来てくれた方もいて凄く嬉しかったです」とつぶやかれており、ファンも急増しているようだ。女性アイドルグループの人気も一時期の勢いは無いが、彼女たちのようにゼロから積み上げる姿がアイドルの醍醐味とすれば新しい風となるかもしれない。
※画像は『twitter.com/rinachankonno』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)