今月19日から始まるフジテレビ系新ドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』に主演する女優の杏。恋愛経験がなく“超合理主義者”の主人公・藪下依子という、今までとはまた違った役どころを演じることで注目されているが、演じるのはなかなか大変なようだ。自身のラジオ番組で、その苦労を語った。
11日に放送されたラジオ番組『杏のAnytime Andante』(ニッポン放送)のメインテーマは“台本”。杏は「語りたいこと、たくさんありますよ」と述べて、19日より放送が開始される新・月9ドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』の台本に苦労していることを明かした。
今回のドラマの脚本を務めているのは、『リーガル・ハイ』シリーズなどで知られる古沢良太氏。『リーガル・ハイ』といえば早口かつ膨大な台詞の“会話劇”でお馴染みだが、「例にもれず、私のキャラクターも淀みなくおしゃべりをするキャラクター」と説明した杏。「間を持つことが許されない」と難易度の高い台本であることを明かした。普通に読んでも詰まるくらいの早口言葉のため、どこで息継ぎをするかも事前に決めておかないと失敗してしまうらしい。しかしこれは杏だけでなく、他の出演者も同じ。杏は「痛み分け感がある」と語り、逆に出演者の一体感は増している様子だ。
19日に放送される第一話の見どころに関しては「1シーン17ページくらいある3人の会話」と語った杏。どんなに早口でも10分以上かかる長台詞を、杏と俳優の長谷川博己、Hey! Say! JUMPの中島裕翔の3人で演じきったそうだ。あまりにも長いシーンのためリハーサルの機会も設けられたそうだが、4~5時間ぶっ通しのリハーサルに「頭がどんどん熱くなるのが分かった」「最後はだんだん言葉がぐちゃぐちゃになり、日本語じゃない言葉が出てきた」とかなり体力を消耗した様子だ。
かなり追い込まれながら撮影に臨んだ杏だが、頑張った結果なのか、あまりにも早口な台詞回しが影響して「初日撮影終了後に顔が筋肉痛になった」そうだ。これに対しては「なかなかない経験ですよ」と語り、「(撮影が終わるまでに)筋肉隆々になりそう」と笑った杏。果たして最終回までに杏の“顔筋”は変化するのだろうか。見どころの長台詞とともに注目したい。
(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)