女優の吉田羊がバラエティ番組『さんまのまんま』(関西テレビ)に出演して、明石家さんまと初共演を果たした。彼女は最近、ドラマ『HERO』に出演してメディア出演も増えたが、それまでも舞台の経験が長いだけにトークも堂々としたものだ。さんまも「さすがアラフォー」といじるほど盛り上がった。なお、本記事はまだ放送されていない地域の方にはネタバレとなることをご了承願いたい。
吉田羊が11月10日に『吉田羊オフィシャルブログ「放牧日記」』で、「さんまのまんまが正真正銘の初対面。だからこそ、あそこまで楽しく時間を過ごせたのが私は嬉しかったしホッとしたのですよ」と伝えている。だが、初共演にもかかわらず、さんまを圧倒するようなトークはさすがと言えるだろう。
舞台を中心に活動してきた吉田羊は、30歳を過ぎて今の女性マネージャーに声をかけられる。当時は「10代で育て甲斐のある頃ならまだしも、なぜ自分に」と不思議に思ったそうだ。しかし、彼女の熱意に押されて2007年に株式会社ORANKUに所属した。売れない頃はいろいろなアルバイトも経験しており、コンパニオンもやっていたという。
さんまへのお土産を2つ準備してきた吉田は、両方とも欲しいというさんまに「どっちも? 欲張りねっ」と流し目して「さすがアラフォー!」と返されていた。大御所、明石家さんまを相手に全く緊張した様子が無い彼女に、さんまも感心するやら呆れるやらという感じだ。
しかし、そのお土産の1つ、“そば焼酎”を巡る受け答えから、さんまは「幸せになれないですよ」と彼女に指摘する。タレントとしては合格だが「女として男の人と幸せになるには、今のトークではダメ」と言われて、吉田羊もシュンとしてしまう。
それでも彼女は気を取り直して、2つ目のお土産を取り出しながら「アイドルの方から教えてもらった」と明かした。ドラマ『HERO』で共演した木村拓哉から、さんまが喜びそうなものをアドバイスしてもらったのだ。ところが、さんまはあまり感動しないどころか、「離婚の原因になった」とその“プッチンプリン”について語りだした。
さらに、“プッチンプリン”を“プッチン”して食べたことが無いという吉田羊は、さんまに「はぁ? プッチンプリンの個性殺してますよ」とダメ出しされた上に、「あーっ、幸せにならないねー」と再び言われてしまう。それをきっかけに下着の上下を揃えないタイプだろうと指摘された彼女が「NO! NO! NO!」「あ、聞いてっ! ねぇ?」とつい馴れ馴れしい口調になると、さんまも苦笑しながら「芸能界で20年先輩…で、BIG3」と貫禄をアピールしていた。
福岡エリアでは、吉田羊が出演する雲海酒造・そば焼酎雲海のCMが流れているが、以前のバージョン“そば&ソーダ登場”篇では、上司役の彼女が、部下数名と居酒屋に入るなり「そば&ソーダください!」と注文。ドンドン突き進む上司の勢いに唖然とする男子社員たちに「いいから飲んでみなさい!」と“そば&ソーダ”を作って配ると、「どう?」と飲む前から感想を求める。この日、さんまとトークする吉田羊の姿はまるでそのCMを見ているようだった。
さんまが「直すところがいっぱいある」と言い聞かせている時も途中で割って入るので、「消す(否定する)のが早い」とダメ出しされた。そうした彼女の言動から、さんまが「男に腹を立てた時も態度で示すタイプやろ」と言い当てると、「なんで、分かるんですか?」と驚く。「俺は自分のことは見抜けないけど、他人のことは見抜けるねん」とさんまが返すと「嫌なタイプ~」とまたしても大物の片鱗を見せる吉田羊であった。
その後も、カラオケの話題へと続くのだが、とにかくこの回の『さんまのまんま』は密度が濃かった。『オモクリ監督 ~O-Creator’s TV show~』で初めてバラエティ番組のレギュラーとなった吉田羊だが、これからドンドン頭角を現しそうだ。出来れば『踊る!さんま御殿!!』でもさんまと絡んだり、『ダウンタウンDX』への出演も期待したい。
※画像は『吉田羊オフィシャルブログ』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)