10月28日夜、愛知県、岐阜県、三重県を放送エリアとしている「東海テレビ放送」の地上デジタル放送が、午後10時42分頃から約11分間中断した。この時間帯に放映されたのが、バカリズムが脚本を手がけている話題のドラマ『素敵な選TAXI』。肝心のラストで突然画面が真っ黒になり、驚いた視聴者の中にはバカリズムのツイッターにクレームを入れた人もいたようである。
過去に戻って人生の選択をやり直せる不思議なタクシーの運転手を竹野内豊が演じる、1話完結型のドラマ・フジテレビ系『素敵な選TAXI』。第3話を終えての平均視聴率は10%を超え、2014年秋ドラマの中でも好調な滑り出しを見せている。
初めて連続ドラマの脚本を担当するピン芸人のバカリズムに注目が集まっており、本人も“今回の評判が、今後の脚本家としての活動に大きな影響を及ぼす”と認識しているようだ。放送前は「視聴率がどうなるか分からないので、開き直ってやるしかない」と自身のラジオ番組で語っていたが、なかなか好調なので一安心しているのではないだろうか。
さて今回の放送中断について、「東海テレビ放送」は公式ホームページに謝罪文を掲載。『素敵な選TAXI』第3話は、11月1日(土)12時30分から再放送することが発表された。
「東海テレビ放送」エリアでは突然ドラマが中断になり、テレビ局に問い合わせをした方も多かったようだ。また画面が真っ黒になってしまったので、自宅のテレビが壊れたのだと焦った人もいたらしい。そんな中、『バカリズム(@BAKARHYTHM) ツイッター』にも問い合わせのツイートが届いたのだ。
「ラスト見れんかった」「再放送とかあるのでしょうか」等々、ファンからの書き込みにバカリズムも困惑したのであろう。「すいません。なにやら電波障害があったみたいですが、こちらにクレームを寄せられても対応できません」と返している。
バカリズムにツイートした方々は抗議というより、夢中になって見ていたドラマの一番良いところが突然見られなくなり、“どうにかしなくては!”と彼のツイッターにメッセージを送ったような感じである。それだけ『素敵な選TAXI』を楽しみにしていた人が多かった証でもあるのだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)