大喜利バラエティ『IPPON グランプリ』で、その発想力をフルに活かした回答で笑いを誘っているバカリズム。そんな彼は、自身の単独ライブに力を入れて取り組んでいる。しかしライブへの思いがあまりに強すぎるため、直前になると毎回“地獄の数日間”が訪れるそうだ。
8月4日の『バカリズムのオールナイトニッポンGOLD』にて、バカリズムは単独ライブの前に必ず訪れる“地獄の数日間”の存在を明かした。
「単独ライブは発想に制限のない場所」という彼は、数ある活動の中でライブに最も重点を置いていると話す。それゆえに自分が表現する“笑い”に不安を覚える時期もあるようで、ライブ本番の3日前あたりから「俺は、なんてつまらないライブをやろうとしてるんだろう」とのネガティブな思いに駆られるそうだ。
バカリズムは、ライブを観に来てくれた関係者らが「(面白くなさすぎて、今後)口利いてくれなくなる」との思いにとらわれてしまい、ライブを面白いものにしようと尽力してくれるスタッフたちにも「ほんとに申し訳ない」といった気持ちになるというのだ。
今回の単独ライブ『なにかとなにか』(7月31日~8月3日)の直前にも、“地獄の数日間”が訪れた。映像スタッフに対して、「すごいクオリティーでやってくれてるのに、(肝心の)コントの中身はスカスカですみません」とバカリズムは謝罪したという。
しかし、そんな心配も杞憂とばかりに今回のライブも大いに会場を沸かせたそうで、バカリズムは「ウケたよー。あぁー良かった」と笑いながら振り返った。ちなみに、ライブを観劇した女優の高畑充希も『高畑充希(mitsuki_tamago) ツイッター』にて、「バカリズムさんのライブをみてきた。『なにかとなにか』、天才っているんだな。悔しいを通り越して、羨ましいを通り越して、嬉しいな」とのツイートを残している。
大喜利NO.1を決める『IPPON グランプリ』の第4回大会で3回目の優勝を逃した際、収録後のバカリズムがしばらく楽屋から出てこなかったことを、松本人志が第5回大会冒頭で暴露していた。そんな発想力が求められる場面で結果を出すことに執念を燃やすバカリズムにとって、たったひとりで“今の自分の笑い”を表現する単独ライブは相当な緊張感を伴うものであるようだ。
(TechinsightJapan編集部 TORA)