大喜利を主体にしたバラエティ番組『IPPON グランプリ』では、“絶対王者”とも称されるバカリズム。そんな彼がラジオ番組で、自身の意外な一面について告白した。
5月12日の『バカリズムのオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送)で、お笑い芸人のバカリズムが自身の意外な一面を語った。バカリズムは「自分で言っちゃいますと、俺けっこう“天然”なんですよ」と告白し、今までにあった天然エピソードを披露した。
5年くらい前、バカリズムが『人志松本のすべらない話』のスピンオフ番組の収録に参加した時のことだ。『すべらない話』関係の収録で初参戦だったというバカリズムは、めちゃくちゃ緊張していたそうだ。その状態で収録現場のお台場へ向かうため電車に乗った彼は、道中ずっと「今日は何を話そうか。あれを話して、こういう話し方して…」などと考え込んでいた。
そうこうしているうちに、気づいたら彼は横浜まで乗ってしまった。考え事をしたまま無意識のうちに横浜駅の改札口を出ていたバカリズムは、そこで「うわっ、ヤバイ」と我に返る。急いでタクシーに乗りお台場へと向かったバカリズムだったが、タクシーの中でひそかに「もし(現場への到着が)遅れたら、番組のオープニングで(横浜駅まで行ってしまったことを)『緊張してます』エピソードとして話そうか」とも考えていたようだ。ところがギリギリで間に合ったため、「このエピソードを話すこともなかった」と笑いながら振り返った。
また、バカリズムはテレビ朝日のバラエティ番組『虎の門』に初めて出演した際にも“天然ぶり”を発揮したことを明かした。彼はなんとテレビ朝日ではなく、TBSに行ってしまったというのだ。そのことに気づかないまま「すみません『虎の門』の出演者のバカリズムですけど」と伝えるも、当然のごとくTBSの受付の人からは「すみません、そんな番組ありません」と返答される。受付の人との押し問答が続きイライラしたバカリズムだったが、途中で自分の勘違いに気がつく。恥ずかしさもあってどうしていいかわからなかったので、イライラしたテンションのまま足早にテレビ朝日に向かったことを笑いながら述懐した。
“意外な一面”を自ら告白したバカリズムだが、その天然ぶりが表に出なかった原因は他の芸人や先輩芸人らと行動をともにすることがあまりなかったためだと分析する。そして「たいして面白くないけど、話さないまま死んでいくのはもったいないと思う」との理由から、バカリズムは今後も機会があれば“ちょっとした天然エピソード”を披露していくことを宣言したのだ。
(TechinsightJapan編集部 TORA)