エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】『クレヨンしんちゃん』で8年ぶりに“殴られうさぎ”。怖すぎて「未だにトラウマ」という人も。

アニメ『クレヨンしんちゃん』(テレビ朝日系)で「怖い」と評判のシリーズ“殴られうさぎ”が8年ぶりに放送された。芸人のやしろ優がツイッターで、空港のテレビで偶然見たところ「むっちゃこわいお話だった 笑」とつぶやいている。彼女だけではない、空港のテレビの前では大人たちが真剣になってそのアニメに見入っていたという。放送後にはネットでも「大人にも怖いわ」などの感想が飛び交った。

人気アニメ『クレヨンしんちゃん』で、主人公の野原しんのすけと同じ幼稚園に通う女の子・桜田ネネちゃんが可愛がっているうさぎのぬいぐるみ。そのぬいぐるみにまつわるエピソードを描いたものが“殴られうさぎ”シリーズと呼ばれる。当初はネネちゃんがママから買ってもらったぬいぐるみで“幸せうさぎ”と呼ばれた。だが、ネネちゃん宅に遊びに来たしんのすけの、空気を読めないワンパクぶりにキレたネネちゃんのママがカゲでうさぎのぬいぐるみを殴ってストレスを発散させた。何回もその姿を見ているうちにいつしかネネちゃんもストレスを感じるとそのぬいぐるみを殴るようになり、“殴られうさぎ”と呼ばれるようになる。

これまでのエピソードでは、巨大化した“殴られうさぎ”が夢に現れて、ネネちゃんとママに恨みを晴らすべくこき使う展開や、しんのすけの自宅、野原家で飼い犬のシロと会話して「職業は、殴られ屋。痛みがわからない私にはピッタリな職業なのかしら」と自己紹介する場面などがあった。

8月29日の放送ではその“殴られうさぎ”がネネちゃんに憑依してしまうストーリーで、これまで以上にホラー要素が強かった。お笑い芸人のやしろ優が『やしろ優(shasharii) ツイッター』で、空港のテレビでちょうどその放送を見かけたという。彼女は「大人でもこわいのに、子どもちゃんむっちゃこわいだろうな」と笑うが、ツイッターでは「殴られうさぎの回が未だにトラウマ」と明かす人もおり、今回の放送では「なにも知らずに子供が見てて、完全にトラウマ。私から離れられないらしい」という親もいるほどだ。

この“殴られうさぎ”だが、本来は脚本家の中弘子さんが「モノを大切に」という意味を込めて書いたストーリーだったようだ。それを監督のムトウユージさんが脚色してホラーに仕立て上げたとされ、今回は8年ぶりだった。次の放送が告知される時も、大人でさえ少し身構えてしまいそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)