ロックバンド・9mm (9mm Parabellum Bullet)が音楽番組『ミュージックステーション』に出演した。タモリとのトークタイムがなかったことや、エンディングで「9mmのお2人…あ、みなさん」と呼ばれた件などについて、ネットでファンから不満がつぶやかれている。そんな中で共演したポルノグラフィティが番組HPのフリップメッセージで「9mmかっこいいぞ!!」と書いていることが分かり、ファンを喜ばせた。
9mm Parabellum Bullet(キューミリ・パラベラム・バレット)は菅原卓郎(ボーカル、ギター)、滝善充(ギター)、中村和彦(ベース)、かみじょうちひろ(ドラムス)の4人により、2004年に結成。今年で10周年となる。“歌謡メタル”とも呼ばれるハードなサウンドとヘッドバンギングや楽器を振り回す激しいパフォーマンスはテレビの音楽番組と馴染まないイメージだが、『ミュージックステーション』にはたびたび登場しており、9月5日でおそらく5回目の出演となるはずだ。
この日は、同番組に約1年ぶりに出演したサザンオールスターズをはじめ、ポルノグラフィティ、Hey! Say! JUMP、HKT48、GENERATIONSといったラインナップながら、トリを務めたのは9mmだった。ただ、オープニングでマイクは向けられず、パフォーマンス前のタモリとのトークもなし。エンディングでは弘中綾香アナウンサーから出演した感想を求められる際に「9mm Parabellum Bulletのお2人…あ、みなさん、いかがでしたか?」と振られていた。
それでも彼らが新曲『生命のワルツ』を演奏すると、期待を裏切らないベースとギターの体を張ったヘドバンと楽器パフォーマンス、対照的に淡々と叩くドラムス。3人による超絶プレイにボーカルが乗ったその迫力が画面からもズンズン伝わってきた。
トークタイムにHKT48の指原莉乃を司会のタモリが「ゆっぴー」と呼んだことから、エンディングでもサザンの桑田佳祐やポルノの岡野昭仁が「ゆっぴーさん」と呼んで笑わせた。次に感想を求められた9mmの菅原卓郎はそんな空気にはおかまいなしで「楽しかったです。やってやりました」と渋く答えていた。
そんな菅原の言動に対してか、9mmのパフォーマンスについてだろうか、ポルノグラフィティはサインと一緒に出演した感想を書くフリップで「9mmかっこいいぞ!!」とコメントしている。ツイッターでもそれに気づいたファンが「昭仁さんが『9mmかっこいいぞ!』っておお!」と感激していた。
他にも「9mmめちゃかっこよかった。ちゃんと見たの初めてだけど全身で演奏して曲に乗り移ってる」、「やっぱりかっこいいなー! 尖ってる男らしさが良いよね」、「滝さんの弾き方めっちゃ好き」といった好評コメントがあるが、一方で、「9mmの新曲むずいねぇ。というかもっとトークせぇよ」、「ラストにせっかく1言振られていたのにスベってたな…『ゆび原』で答えないと。最後までアガリ過ぎ」という見方もあった。
中には、9mmを見ようと『Mステ』を録画していたが「朝見たら妹がもう編集しててHey! Say! JUMPだけになってた。これが家族ってもんだよね。未だに9mmがどんなグループなのかわかりません」という辛い現実を味わった人もいるようだ。
9mmは放送を終えてから『9mmParabellumBullet(9mm_official) ツイッター』で「共演者のみなさん、スタッフのみなさん、そしてご覧になってくれたみなさん、ありがとうございました!」と礼を述べている。こちらにも「激アツでした! マジかっこよかったです!」、「『やってやりました』ね(笑)」などのコメントがあり、9mmの生演奏に多くのファンが感動したことが分かる。
※画像は『twitter.com/9mm_official』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)