ウェイトレスは度胸があり、気が強くなければ勤まらないとも言われている中国のレストラン。こんなこともその理由のひとつかもしれない。このほど四川省では、客が吐き気を催して店を出ていくようなハプニングが展開された。
ウェイトレスがゴキブリを食べるという信じられないような行動に出たのは、中国四川省・成都市の「Jinsha Era Plaza」というホテルのレストラン。客のひとりであるビジネスマンのZhang Yenさん(43)が、Jin Kuoさんという39歳のウェイトレスを呼びとめて「僕のサラダにゴキブリが入っている」と苦情を入れたところ、彼女は表情ひとつ変えずにサラッと口走った。
「こんなのどこのレストランに行っても普通のこと。あなた、まさかこれが嫌いなの? 私は好きよ。」
そう言って彼女はその黒い小さな塊をつまむと、自分の口へポンッ! Yenさんは気分が悪くなり、会計を済ませて店の外へ出た。その後、Kuoさんには店長が厳しく注意し減給処分を下したことを聞いたとしているが、Yenさんはそれ以降どのような食べ物を前にしても、まずは「虫はいないか」と確認する癖がついてしまった。
もっともこういう苦情があった時に、ウェイトレスが自分の口に放り込むというやり方は、実は中国の多くのレストランで時おり行われているそうだ。うちのレストランは清潔第一で調理人や自分に非は無いと主張するのではなく、証拠隠滅が目的でもなく、ケロッとした顔で「これは食べ物よ」と虫を頬張ってみせる。究極の解決方法というほかない。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)