世界初のヒトの感情を読み取ることができるロボットが誕生するなど、日本のロボット開発事業は最近ますます面白いことになっている。このたびは「アンドロイド・アナウンサーのコドモロイド」なるロボットがお披露目となり、さっそく世界でも評判を博しているもようだ。
今、日本科学未来館の常設展「アンドロイド―人間って、なんだ?」を訪れると迎えてくれるのが、今月24日に発表された人間の少女に非常によく似たアンドロイド・ロボットの“コドモロイド”。成人バージョンである“オトナロイド”とともに大変な人気を博しているもようだ。
この子供ロボットはリモコンにより遠隔操作され、世界中から発信されるニュースを噛むことなく、ノンストップで読み上げて多国語にも対応する。また、そんな超優等生な中にも人間らしさや温かみを持たせ、唇を動かし、目を瞬かせ、眉を上下させる。このコドモロイドの監修にあたったのはロボット研究の第一人者である石黒浩氏で、日本語発声のプログラミングにあたっては、人気フリーアナウンサーの中田有紀さんが指導を行ったそうだ。
素直で初々しい発声方法、ボブカットの黒髪に純和風の顔立ちは、世界戦略を考える上で「ジャパニーズガール」らしい魅力を追求したものであろう。愛想の良さ、ユーモアのセンスも魅力のひとつだというから、来館者には“彼女”たちとのコミュニケーションを存分に楽しんでみて欲しい。ちなみにこのロボット、日本では「工藤遥ちゃん(モーニング娘。’14メンバー)にそっくり!」という声が続出している。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)