極度の空腹にスマホが食べ物に見えてしまったのか、それとも「スマホなんて持っていません」と所有をごまかす必要があったのか。南アフリカ共和国でBlackBerryを飲み込んだ男の映像が再び話題を呼んでいる。

こちらは12日、『Straditorium』さんが“Doctors Remove Phone From Guys Mouth”というタイトルでYouTubeに投稿した動画のスクリーンショット。南アフリカ共和国クラークスドープのとある病院に、「スマートフォンを飲み込んだがどうしても取り出せない」という男が現れ、やっとのことで取り出してもらったという2012年のハプニングである。どんなものでも飲み込める大きな口腔空間が自慢であったその男だが、デバイスは水分に弱く電話やメールが入ってきても返事も出来ない。やはり取り出そうと思った時、スマホはすでに喉のかなり奥深くまで潜り込んでいた。不本意ながら医療技術に頼るしか取り出す方法はなかったという。

しかしこの動画、そもそも撮影して『LiveLeak』に投稿したのはその治療室にいた人間である。医療スタッフの中にも自分のスマホで録画する者が現れた上に、誰もが笑いながら処置にあたっていたのだ。南アフリカでは治療中の一部始終が安易に撮影されることがあり、「プライバシー保護や医療モラルといった意識がきわめて希薄」という声も。もっとも日本の病院であっても、笑い話のタネにされる覚悟は必要。やはり“珍”が頭につくようなアクシデントで病院に運ばれるのだけはゴメンである。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）