ロンドンに出かけた人が必ず足を向けるだろう賑やかなショッピング街、オックスフォード・サーカス。その交差点のど真ん中でこのほど巨大なタコが鎮座する騒動が発生し、取り除かれるまでの間、道路交通は完全に麻痺してしまった。
英ロンドンの中でも、メインストリートであるリージェント・ストリートとオックスフォード・ストリートが交わるため、大変賑やかな商業地区となっているオックスフォード・サーカス。そこで3日、朝8時という最も渋滞が激しい時間帯に突然巨大なタコが出現して動かなくなり、道路交通を完全に妨げてしまったことが伝えられている。
ロンドン交通局(Transport for London)によれば、タコを乗せてペッカムを発った「Roman Self Drive運送」社のキャリアカーが交差点で故障したとのことで、タコはポリスチレン製。運転していたアラ・ミアさんは『Sky News』に、「朝の8時10分にまさかのオックスフォード・サーカスで故障だなんて何てこった。冗談じゃないぜと思ったよ」と話している。車ごと一旦リージェント・ストリート側に寄せられたが、どうやら故障の原因は点火プラグの過熱とのこと。20分ほどしてエンジンがかかり、再び目的地のハマースミスに向かった。
ちなみにこのタコについては、かつてサッカードイツ代表の重要な試合の勝敗を予言してすべてが当たり、大変な話題となったマダコの“パウル(Paul der Krake)君”に雰囲気が似ていることから、誰かが商業目的かギャンブル目的でそのイングランド版をこしらえたのではないかとの噂も流れたようだ。
※画像はgetsurrey.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)