いまだ人気が衰えずイベントなどに引っ張りだこのご当地キャラ・ふなっしー。昨年11月27日、いいふなの日に『ふな ふな ふなっしー♪~ふなっしー公式テーマソング~』で歌手デビューを果たしたが、このたび新曲を発表した。ただこの新曲は普通のCDではなく“エアCD”としてリリースするという。これまでエアバンド、エアギターは聞いたことがあるものの、さて“エアCD”とは?
日本の祭りをイメージしてはっぴを着た主婦節約党の党首のふなっしーが、10日、都内で行われた電子チラシポータルサイト「Shufoo!」のPRイベントで、新曲『ふなっしーの買い物わっしょい!』をお披露目した。ダンサー4名を従え、いつも通りのキレのある動きで新曲を披露したふなっしー。あわせて公開されたPVには一般の主婦や子供たちなど100名が参加し、それこそお祭り騒ぎだったようだ。
この新曲は、作詞はふなっしー&Shufoo!ゴーストライターズによるもの。「ふなっしー忙しいからゴーストライターに任せたなっしー。しょうがないなっしな」とこれにはふなっしーも納得しているようだ。「Shufoo!」スタッフが作った歌詞のたたき台にふなっしーが2割ほど手を入れたそうだ。そして作曲は、『慎吾ママのおはロック』も手がけた元ピチカート・ファイヴの小西康陽が担当した。デビュー曲はTHE ALFEEの高見沢俊彦がプロデュースし、ロック調だったのに比べると、新曲は日本の夏祭りらしく民謡のようでもありポップでもある仕上がりだ。
新曲についてふなっしーは、「めちゃくちゃキャッチーで元気が出る曲」と作曲した小西を称賛。さらに「レコーディングのとき小西さんはめちゃくちゃ仕事が早かったなっしー。一発録りだったなっし。ふなっしーは現世にとどまれる時間が制限されているから仕事が早い方が嬉しいなっしな」と相性も抜群だったようだ。その小西から歌については「唯一無二と言われたなっしな。上手い下手かは別として。嬉しいなっしなー」と喜んだ。
しかしここでイベントは暗転。「CD発売したかったけど、出来なかったなっしー! 予算オーバーしちゃったなっしー」と絶叫して無念さをあらわにしたふなっしー。だがそこで梨の果肉の頭をフル回転させて考えたのが“エアCD”だという。これは、一見普通のCDだが、中に入っているのは“丸いディスク型の紙”。この紙にネット上で曲を聴くことができる案内が書いてある仕組みだ。このエアCDは、6月16日~7月6日に行われる「Shufoo!」のキャンペーンでもプレゼント予定だという。
今回、小西康陽は、ふなっしーのキャラを活かすこと、みんなが参加できて盛り上がれることなどを念頭に曲を作ったとのこと。もちろんエアCDを持っていなくても、曲はネットで聴くことができる。
この日は、ふなっしーの大ファンとして知られる弁護士の大渕愛子さんもイベントを観覧していた。快く写真撮影に応じてくれた大渕さんは、パーカー、ピン、シュシュなど数々のふなっしーグッズに身を包み、ネイルも黄色でコーディネート。イベント終了後には「今日のトークも良かったよ!」とふなっしーに声をかけていた。ふなっしーのパワーで今年の夏、日本が元気になることを期待したい。
http://youtu.be/izRdQXRZJgs
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)