EU発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【EU発!Breaking News】機内でクルーがパーティを開催。トイレットペーパーが飛び交ったアイルランドの格安航空会社。

アイルランドの格安航空会社ライアンエアーでこのほど、あるフライトの真っ最中にクルーが突然「パーティをやろう!」と乗客に呼びかけた。その後、客席の間を飛びかったのはトイレットペーパー。ゲームで楽しく時間を過ごそうという発想は悪くなかったが…!?

この情報は「復活祭」であった4月20日、英マンチェスターから大西洋カナリア諸島のテネリフェ島に向かっていた、ライアンエアー4332便のフライトを利用した乗客の1人から英メディア『mirror.co.uk』に漏れ出たもの。写真はその記事のスクリーンショットである。4時間25分というフライトの真っ最中に、彼らはトイレットペーパーが飛びかう“Toss the toilet roll”ゲームを楽しんだというのだ。男性クルー主導のもと乗客は2チームに分けられ、「賞品はアルコールですよ!」と発破をかけられた。しかしそのゲームが6回戦を終えたころ、年配の乗客による「失礼な!」の一喝が機内にとどろいた。眠っていた自分の顔にトイレットペーパーが当たったと激怒しており、これにてゲームオーバー。静けさを好む乗客がいることを人々は忘れてはならなかったようだ。

ちなみにこのゲームで、乗客の誰ひとりとして賞品のアルコールをゲットした者はいない。ゲーム終了の10分後にドリンク類を乗せたカートが回ったが、アルコールを注文した乗客はしっかり代金を取られており、クルーは「あれはただのジョーク、遊びのつもりでした」などと説明。乗客らは何か納得できないものを感じていたという。そのあたりについてライアンエアー本部は、クルーからの聞き取り調査を行うとしているものの、アルコールを無料で提供することは「あり得ません」と主張。この話自体が乗客のデッチ上げではないかと疑っている様子だ。

車窓からの景色を楽しめるバスや列車と異なり、船や飛行機の長旅は景色が単調。豪華フェリーがレジャー、アクティビティ施設やエンターテインメントに力を入れ、飽きさせないように工夫されている一方で、飛行機は映画や音楽、食事くらいしか変化を楽しめない。「もっとフライトが楽しいものにならないか。長い時間ずっとこの調子では乗客も自分たちも飽きあきしてしまう」。普段から客室乗務員が心の中でそのようなことを考えていたとしても不思議はないが、やはりビンゴゲームどまり、賞品もグッズどまりにしておくのが無難ということであろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)