アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】ズマ大統領の誕生日パーティに、ギャングのボスがVIP扱いでご招待。(南ア)

ケープタウンで悪名高いギャングが、ジェイコブ・ズマ大統領の誕生日パーティにVIPゲストとして招待されていたことが判明した。これに対する国民の声は7日の総選挙で反映するのだろうか。

現在、5月7日の総選挙に向けてラストスパートのズマ大統領。4月27日の現地紙によると、ケープタウンのあるスタジアムにて行われたズマ大統領の誕生日パーティで、西ケープ州のギャングとして悪名高いマーク・リフマン氏が目撃された。リフマン氏は与党ANCのTシャツを着てゲストバッジをつけ、ボディガードが立ちはだかるVIP席へと歩いていったそうだ。

リフマン氏はANCの西ケープ州議長と繋がりがあり、ANCへ政治資金を渡していると言われている。ズマ大統領のパーティでは、リフマン氏と西ケープ州議長のツーショット写真が撮られていた。そんな州議長自身も現在、公共資金を横領した罪に問われており、汚職にまみれているのは明らかである。

リフマン氏は、警察からの取調べを受けている最中でもあった。彼は火炎瓶を上級検察官宅に投げ入れたことがあり、さらに自宅にティックと呼ばれる麻薬を大量に所持していたからだ。また南アフリカ歳入庁の調査対象にもなっているというギャングのボスである。

野党DAは「ANCはギャングによる犯罪を撲滅しようというスローガンも掲げているというのに、そのギャングのトップが大統領の誕生日パーティにVIPとして参加していることに大変驚いている」とコメントした。

※ 画像はewn.co.zaのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)