お昼の情報番組『ヒルナンデス!』でよくロケに出かけるオードリーだが、取材先で春日は借りてきた猫のように大人しくなっていることは珍しくないようだ。それが今回はMCの南原清隆(ウッチャンナンチャン)が「よく喋るな~」と苦笑するほど、春日のテンションがものすごく高い。理由は彼が本領発揮できる“ドケチ”がテーマのロケだったからだ。
4月30日放送『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)内で超激安スーパーでのロケがよほど楽しみなのか、春日俊彰はコーナー冒頭から饒舌である。案内人は若林正恭が務めるのだが彼も長い下積みを経験しているため、現在でも贅沢な生活を送っているわけではない。だが春日が安い携帯電話を手に入れるため成田の激安店まで、自宅のある東京・阿佐ヶ谷から原付で買いに行った話(直線距離62km)や、松本明子が80円の洗面器を買いに30km離れた店に自転車で向かった話には、若林もさすがに理解し難いようだった。
取材先は近年よく話題になっている、魚や野菜の袋詰めが目玉の激安スーパー。さらに唐揚げのパック詰め放題やボリュームがあるお弁当が250円で販売されるなど、惣菜類も非常に安い。袋詰め対象ではない野菜も、新鮮で価格も驚くほど安かった。
春日らは自腹で食品を購入したのだが、彼は番組の企画とは思えないくらい真剣に選んでいた。買ったのは基本タイムセールとなったものばかり。30個入りのチルド肉餃子99円をはじめ、大トロの刺身、若鶏の胸肉、さんまの開き300円詰め放題で29枚―と、長期保存できない野菜には手を出さなかったことに春日の本気度が伝わってきたのだ。
春日はテレビでは滅多に見せないという、母親からプレゼントされた自分の財布をカメラの前に出した。スタジオのつるの剛士が「懐かしい! (自分は)高校生のとき使っていた」と話していたが、有名メーカーではあるが手頃な値段の財布だ。丁寧に扱っているのが分かる状態なので、春日は大切に使っているのだろう。VTRの春日は本当に生き生きとしていて、いつもの「何を言いだすんだろう」というハラハラ感がまったく無く、今回は安心して見ていられた貴重なロケであった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)