エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】松本明子、『四文字言葉事件』の真相を語る。「信頼取り戻したかった」。

タレントの松本明子(47)が生番組で放送禁止用語を連呼し、翌日から仕事を干された通称『四文字言葉事件』。これは、当時まだ芸歴の浅かった松本が、先輩芸人からそそのかされての言動だったとされる。松本はなぜ本番中に、そんな言葉を口走ってしまったのか。そして見事芸能界に復活を果たした松本が今、思うこととは。

8月13日放送の『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)に、クセモノ相談員として出演した松本明子。先ごろ長い休養期間を経て芸能活動を再開した華原朋美に向けて、松本は自分の経験を語ったのだ。

事件は1984年、松本がまだアイドル扱いをされていた時代にテレビとラジオの2元生放送中に起きた。一緒に出演していた片岡鶴太郎が突然、「お前のボーイフレンド、俺知っているんだよ」と松本に切り出してきた。その男性は当時アイドルだった芸能人で、なんと新宿二丁目で働いていた過去を持つ人物だった。

うろたえる松本に悪のりをした笑福亭鶴光が、「(名前を)言われたくなかったら、四文字(放送禁止用語)を言ってみろ!」と彼女を追い詰める。彼氏の存在が明るみになることや、その性的指向のことなどで、まだ10代と若かった松本の頭はパニック状態になった。「いっそ、(四文字を)言っちゃった方が楽になる」と思った彼女は、その放送禁止用語をアップ画面で3回も連呼したのだ。その瞬間アシスタントディレクターに抱えられ、松本は画面から撤収となった。

この事件は翌日の朝刊で、一般紙の社会面に掲載されるほどの大問題となった。松本は翌日から仕事がほとんど無くなり、それから約2年間は辛い状態が続いた。その後の彼女は『電波少年シリーズ』(日本テレビ系)など、バラエティ番組で活躍することとなる。当時を振り返った松本は、あの事件があったからこそ人に優しくなれたり、自分が必要とされるなら“何でもやってやろう”という意欲が出たのだと語った。

「何よりも、失った信頼を取り戻したかった」という最後の松本の言葉に、大きくうなずいた華原。「仕事を休んでいた期間は、決して無駄では無かった」。松本のように語れる日が、華原にもきっと訪れるだろう。
(TechinsightJapan編集部 みやび)