オードリーの若林正恭が、バラエティ番組で相方の春日俊彰について語った。NEWSの小山慶一郎から“酔った時のとある言動”について暴露された若林は、時折笑みを浮かべながら相方への思いを明かしたのだ。
4月11日放送の『未来シアター』に出演したオードリーの若林正恭と春日俊彰。MCの羽鳥慎一アナウンサーから「(オードリーの)二人はお互いのことをどう思っていらっしゃいますか?」と聞かれた時のことだ。春日は、間髪を容れずに「(若林のことが)好きですね」と答えて笑みを浮かべる。一方の若林が笑いながら「(春日のことが)嫌いですね」と答えると、春日はすかさず「ちょっと待ってくれよ~」とツッコミを入れた。
若林は春日を嫌いな理由を、「(番組収録の)本番直前に髪をセットするから、収録中につっこむと(自分の)手がずっとベタベタする」と冗談交じりに話す。するともう一人のMCであるNEWSの小山慶一郎が、「聞いた話だと、若林さんは酔っぱらうと『春日がいないと困る』と言っていたらしい」と発言。若林は小山の指摘を認めた上で、照れながらも「春日がいなかったら、俺はテレビに出られなかっただろうなと思うことがある」と語った。
春日が横にいない状態は「猿回しの猿がいない状態」とたとえた若林は、続けて「(個性的なキャラクターを持つ)春日がいることで、自分がテレビに出る人でいられるのかなというのは常にあります」と口にした。考えこむ性格であることを自覚する若林は、楽観的な春日に助けられており、コンビとして上手くバランスが取れていることを明かした。
雑誌『ダ・ヴィンチ』での連載をもとに昨年出版された、若林初のエッセイ集『社会人大学人見知り学部 卒業見込』(メディアファクトリー)の中で、オードリーが盲学校を訪れた時のエピソードが紹介されている。学校にいた小学生たちはみな春日の方へと集まり、若林には一人も集まって来なかったそうだ。その時に若林は「春日という男は自分に自信があり余裕がある」ため、それを子どもたちが感じ取ったのではないかと分析し、そんな春日の魅力を以下のように綴っている。
「春日は、正直本当に面白いことを言える人間じゃない。でも、すごく面白い人間だと思う。それを、子どもの集まらないぼくは真横で見て楽しんでいる。自分に自信があって。特別、自己顕示するために自分を大きく見せる必要のないマトモな男だと思う。」
この日の放送では、そんな若林の“春日に対する思いの深さ”を改めて感じることができた。最近では春日がバラエティ番組での体当たりロケを行う一方で、若林は南海キャンディーズの山里亮太との番組『もっとたりないふたり』の収録で30分以上にもわたる漫才を披露するなど、ピンでの活動も増えてきているオードリー。個々での活動が今後の“コンビ”での活動に、どういった形で反映されていくのか大いに期待したい。
(TechinsightJapan編集部 TORA)