オードリーの若林正恭が、ラジオ番組で『笑っていいとも!』レギュラー時代の苦悩を明かした。コンビとして『いいとも!』でどうやってふるまうべきか悩むことも多かったという若林だが、それを解消してくれたのは後にある番組へ出演したことだった。
4月5日深夜の『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、オードリーの若林正恭と春日俊彰が『笑っていいとも!』レギュラー時代の思い出を語った。オードリーは2009年10月から2011年9月までの約2年間『いいとも!』レギュラーを務めていたが、若林によればその頃“オードリーとしての『いいとも!』でのふるまい”に悩むことが多かったそうだ。
『いいとも!』では春日よりイジられる機会が多かった若林は、内心「これはヤバイぞ」と思っていたという。オードリーとして番組に出演する際には、“春日がイジられる”形を強調していくことが大切だと若林は感じていたからだ。しかし『いいとも!』を卒業後、『日曜×芸人』でザキヤマ(山崎弘也)やバカリズムらと共演し始めて3か月ほどが経過した時に、「あっ、俺もイジられる(側の)人なんだな」と気づいたのだ。「(『いいとも!』レギュラーの時も)存分にイジられる人になれば良かった」と思うようになったと、若林は笑いながら語る。
またタモリにとって『いいとも!』の放送が終了してから初の番組収録となる『タモリ倶楽部』の現場にオードリーも参加していたようで、その時の様子もこの日のラジオで触れた。オードリーが登場するなり、タモリは若林に「あれ、お前本物か?」と言い、『笑っていいとも!』内のコーナーで登場した“若林のそっくりさん”を引き合いに出したボケを見せる。収録中に話が弾んで調子に乗った若林を、タモリがわざと「何だ、お前それ」と言ってたしなめる場面もあったようだ。
こういった展開になった時、若林は「昔だったら『こいつ調子に乗ってる』と思われてるんじゃないか」と感じ焦ってしまっていたと述懐する。だが、ザキヤマやバカリズムとの共演を経た今では、“これはタモリさんからのフリだ”と受け止めることができるようになったのだ。
そんなタモリとの収録を、若林は「タモリさんには若手を緊張させない何かがある」、そして春日は「特に声を掛けるわけではないけど、(タモリさんの)雰囲気で(出演者は)安心する」と振り返っていた。
(TechinsightJapan編集部 TORA)